オチョラゴ問題(やっぱり誰も呼んでない?)について書くと宣言してしまったので書きたいと思います。

 

説明は不要かもしれませんが、PTD ON STAGEの「So What」の冒頭でジョングクが「僕を嫌いな人たちに言いたいことがある」からの「オチョラゴーーーー!!」です。

 

韓国語で「どうしろってんだーー!」

だそうです。

 

この発言を巡っては本当に千差万別色々な受け取り方があると思います。

 

私はといえば。

「So What」を韓国語で言っただけじゃない?と思っただけで、さほど気にも留めなかったのです。

あの時、確かにジョングクも訴訟問題を抱えていたし、テヒョンも熱愛問題やらで「So What」って言いたいようなことが重なっていたので、言いたかっただけだと。

 

それがですよ。

ジョングクのペン卒の引き金になっているっぽい、っていうのをチラチラ見るようになって。

 

当然全員の発言を見れるわけじゃないし、ペン卒の理由ってひとつじゃないので簡単には語れないけれど、その主張を読むと「あぁ、なるほど」って共感できるものも多いんですよ、これが。

 

あぁ、そう思っちゃったならそうなるかもね、って思うんです。

 

今回の件で言えば、結局はジョングクが発したこのたった一言を「誰がどう受け取るか」ってことで。

(最近はBTSとファンのことを考える時に、私の頭の中では避けては通れないキーワードになっていますね)

 

私は、あの発言を先述した通り、

 

なんか最近ごちゃごちゃ色々あったし、曲のテーマにも合ってるからただ言っただけ

 

くらいにしか思ってなかったんです。

 

 

でも、興味深いのはこういう解釈。

 

ジョングクがあの場であの発言をしたこと

 

を重要視しているもので、それはつまり

 

お金を払ってまで観ているオンコンの場=ファンしかいない場

 

で、あれを言った。

 

 

あの発言はずっと応援してきた私たちファンに対しての言葉だと。

 

 

そしてペン卒する方は、まぁまぁ長く応援してきた人たちで、最近のごちゃごちゃだけでなく、過去の清算しきれていないごちゃごちゃへの気持ちを抱えたままなので、この発言がそれを全部含めた

 

「ほっといてくれ」「俺の好きなようにやらせろよ」

 

って感じの突き放すような言葉に聞こえたんでしょうね。

 

こう受け取ったらそう思っちゃうよね、確かに。って共感できます。私。

 

ファンってのも色々だと思うけれど、初めはただかっこいいー!でも、追えば追うほど見えてくるものがあるし、ましてやそれが長くなればなるほど、自分の理想以外の言動と出会ってしまうわけで、その都度それを受け入れられるかっていう自分の葛藤の中で気持ちと折り合いをつけていくもので。

 

理想を押し付けるな、と言われればそれまでですが、推しでなくとも人と付き合うってことは誰に対しても少なからずこうあって欲しいというのは当たり前にあるものだと思います。

 

ジョングクの場合はその「自分(ファン)の理想以外の言動」と出会う場面が他メンバーよりもちょっとだけ多いんですよね〜(遠い目)。

これね、他メンバーがあまりにちゃんとしているから(本当はこっちがレア)目立つってのもあるんですけど、思い浮かぶことがいくつかありますよね。

 

新規とか古参とか本当にどうでもいいことなんですが(実にくだらない)、でも1つだけ思うことは、このジョングクのごちゃごちゃをリアルタイムで経験したか、についてだけは別で、その衝撃とその後の心の折り合いのつけ様が違ってくるんだと思うんです。

 

簡単に言えばジョングクを好きになった時点で、腕にタトゥがあったのとなかったのとでは気持ちが違っちゃうよね〜、って。

タトゥが好き嫌いは別として、最初から込みか込みじゃないか、ってね。

 

でも私だけかもしれませんが、ジョングクのファンっていうのは、それを乗り越えた、いわばメンタル強い系ファンだと思っていて、みんながみんな可愛いジョングクを好きなわけじゃないとは思うけれど、変わっていくジョングクを受け入れて、たとえ女性問題があろうともそこからはなんとか目を逸らしつつ、ジョングクのアーティストとしての魅力とアミを思ってくれる気持ちを支えに折り合いをつけてきたんだと思うんです。(私はそう)

 

 

ここで話をオチョラゴに戻しましょう。

 

あの発言を「ファンしかいない有料のオンコンの場」で発言したことに引っかかる意味がわかってきますよね。

 

ジョングクの「自分たち(ファン)への思いは絶対」っていう支えがあって踏ん張れていた人もいたわけだから。

 

たぶんですよ、私の想像でしかないですけど、同じファンといってもそれぞれいる場所が違くて、ジョングクど真ん中の人もいれば、ジョングク崖っぷちの人もいるわけで、今回この発言で心乱されまくった人達の多くは崖っぷちだったんじゃないでしょうか。

 

だってね、ちゃんと聞けば「僕のことが嫌いな人に言いたい」って言ってるんですよ。

 

でも気持ちわかるんです、そんなの聞こえない。

だって崖っぷちにいるんだもん。

そんな冷静に判断できるわけない。

 

もっと言えば、自分はその「僕のことが嫌いな人」にちょっと入ってるかもしれないって自覚が潜在意識の中にあるのかもしれない。

だって「好きなのに受け止めきれないことも抱えているギリギリ」のところで踏ん張ってるんだもん。

 

だから自分が言われたって思ってしまったんだと思うんです。

 

だとしたら、理解できちゃいますよね。

大きな支えのひとつが崩壊したわけですから。

 

だから、「あんな一言でペン卒なんて」とか絶対に思いません。

そうだよね、わかるよ〜、です。

 

でも、断言出来るのは間違いなくジョングクにその意識はなかった。

 

ファンしかいない有料のオンコン

 

なんてこと全然意識してないと思います。

 

そしてジョングクは自分のファンに向けてあんなことは絶対に言わない、って確信してる。

 

だからまだ崖っぷちまで行ってない私は、スルー出来たんだと思います。

 

 

 言葉は「誰がどう受け取るか」で180度解釈が変わってしまうものなんだってやっぱり思うんです。

 

誰かの意見を見聞きする時、自分とは全く逆の意見でも、これを頭に入れておくと相手の気持ちが理解できるんだと思います。

 

「どう受け取るか」よりも前に重要なのはその「誰」の背景にはどんな事情があるのか、どんな立場でどんな思想なのか。

それだけでも全然解釈が違うものになるってことを知っておくと色々勉強になります。

 

ど真ん中で安泰なのか

ギリギリで崖っぷちなのか

 

同じファンでも受け取り方は全然違う。

 

さらに難しいのは、その同じど真ん中安泰グループの人でも、「どう受け取るか」はその人の観点や持っている知識や性格や置かれている状況でもまたそれぞれ違うこと。

 

それを強く思ったことがあって。

国連スピーチで、BTSはワクチン接種の大切さを訴えたじゃないですか?

ワクチンは必要だと。

 

この時、私なんかは「あぁ言わされてるなぁ」ってくらいにしか感じませんでしたが、これを聞いて、既往症や服用している薬の関係でワクチンを打つ事が出来ない人が「打てない自分は申し訳ないって感じた」というTweetを見たんです。

 

当時の私はワクチンを打っていませんでしたが、打とうと思えば打てる状況だった。

それと打ちたくても事情があって打てない人とでは受け取り方が違う。

 

それを自分の推したちに「会うためのパスポートみたいなもの」だなんて言われた時の気持ちを思うと。

 

あのワクチン発言の先にそんなファンの苦しみがあるだなんて、想像もしていませんでした。

きっと言ったメンバーだって思っていないと思います。

 

あぁ、本当に言葉は難しいなぁって思います。

 

でも、どんな言葉であっても、そこに相手との信頼関係があるかどうかでだいぶ変わってくるのではないかと思うんです。

 

私は彼らはファンが傷つくようなことは、どんなことがあっても絶対に口にしないだろうと思っています。

 

受け取り方によって傷ついてしまうことはあるかもしれないけれど、傷つけようとすることはないと私は信じている。

 

だからってずっとそうかはわからない。

彼らだって、私だって、この先変わってしまうかもしれない。

 

でも、変わってしまったらその時考えよう。

 

うん。だって今は彼らのことが大好きなんだから。

 

いくら勝手に彼らのことを想っても、想像しても、慮っても、彼らが私たちに向ける言葉だけが、私たちと7人を繋ぐ確かなものだから。

 

応援の仕方は人それぞれだけど、私はそれを信じられなくなったら降りよう、ってそう思ってる。

それくらい私にとって言葉って大切。(あぁ、韓国語勉強しなきゃ・・・)