Still With Youでどんだけ引っ張るんだ、って感じですが、この曲にまつわることで思い出したことがあったのでもうひとつだけお付き合いください。(ジョングクは出てきません😅)

もちろん、奇特な方(←褒め言葉)だけで結構です。

 

この曲の歌詞「星のようにあなたの空に留まりたかった」部分をナムジュンに相談しているとこがSOOPの中に出てきますね。

 

ジョングクはイメージはあって伝えたいことも決まっているんだけど、それを歌詞に落とすのが難しくて・・・と相談します。

ナムジュンは、「ただ書けばいいってもんじゃないんだよね」と言いつつ、ジョングクの言いたいことを言語化して、そこに音として聞こえた時の感覚なんかを加味してアドバイスしていましたね。

あまりダイレクトになりすぎず、でもイメージは残して程よく聞こえるように。

流石だなぁと思いました。

 

この曲についてユンギとはこんな話をしています。

 

ナムジュンに相談したあのSOOPとどっちが先でどっちが後なのかはわかりませんが、ユンギにも歌詞の相談をしていた、と。

 

その時、ユンギは「そのままやれ」と答えたそうです。

ジョングクはとても上手なのに自信がなくてやっていないように見えている。と。

いい曲だったよ、他の人たちもそう言っていただろ?って。

 

そして印象的な言葉。

 

「僕が書く詩はジョングクには書けないし、ジョングクの書く詩は僕には書けない」

 

 

これって本人の伝えたいことを聞いて、細かい表現に拘って、より良い表現にしようと一緒に考えてくれるナムジュンとは対照的だと思いませんか?

 

 

他の誰かが作った曲に対する反応と、自身の曲制作についてはまた別だとは思いますが、ナムジュンとユンギ、BTSにとって柱の2人のクリエイターのスタンスの違いがハッキリ出ていて本当に興味深いと思いました。

きっとこれは2人の音楽性の違い、楽曲制作におけるアプローチの違い、大切にしているものの違いにも繋がることなのだろうと思います。

これについては、また別に書ければいいなぁ、と思っています。


このジョングクのStill With Youについての相談に対する2人の対応の違い。

めちゃくちゃ些細なことなんだろうと思うのですが、こういうところに持っている性格が出ているなぁ、って興味を持ってしまいます。

一事が万事という言葉は私は好きではないのですが(たった1つの側面で全部わかったようなこと言わないで〜って思ってしまう)、でもこの些細なことの対応の仕方が2人の性格の根底にあるんだなぁ、って思うんです。

 

そしてそれが真逆だってことに興味をそそられるし、そう思うと今までの他のこともそうだよなぁ、って納得できる部分もあって。

 

私が思うのは、何かが起きた時、誰かが困っている時、

 

ユンギは、その人から少し離れて見守るタイプ

ナムジュンは、その人に寄り添って助けるタイプ

 

なんだということ。

 

今まで私たちに見せてくれた彼らの仕事中の様子や日常とまではいかないけれどビハインド映像からもそれがわかりますよね。

 

ユンギは基本は自分でやってごらんって言う人。

でもそのまま放ってはおかないと思う。見てないようで見ている。

興味がなさそうで、聞いていなさそうで、でもわかっている感じ。

そして、本当に大切な時にだけ、こちらから求めなくてもちゃんと応えてくれる。

「サランハンダ」メールなんてその頂点ですよね。

 

ユンギの曲を聴いていると「自分の言葉を乗せること」を大切にしていると思えるから、先述のセリフが出るのだと思います。

当たり前のことのようですが、歌詞に悩んで相談してきている人になかなかそう言って愛情を持って突き放すのって、私にはできません。

 

ユンギは自分からはあまり関わってこないと思います。

相談された後、本人からさらに聞かれなければこっちからはアプローチしない。

でも、距離をとりつつちゃんと気にしていると思います。


 

ナムジュンは基本的に、自分から関わりたいタイプだと思います。

あー、関わりたいというよりは、全部知っておきたいタイプなんじゃないかと思います。

知ったからには関わらないわけにはいかないですもんね。

それに知って関わった以上は、より良い結果を出してあげたい。

特に言葉に関してはこだわりが強いし、だから、ジョングクのあの相談にも、本人以上に頭を捻っているように見えたし、最適な答えを出してしまう。

相談されたら全力で応えて自分が疲弊してしまう善い人だと思います。


 

こうして書いてみると

 

ユンギはたとえ失敗しても自分でやってみることを大事にする人。

ナムジュンは成功体験をさせることで伸ばす人だと思います。

 

「失敗」と「成功」

 

どちらも成長には不可欠だと思います。

失敗は必要だけど、失敗ばかりしていては心が持たないし、先に進めない。

成功ばかりって人は滅多にいません。

 

失敗を怖がっていては成功はないし、成功ばかりを求めては小さくまとまってしまう。

でも、ひとつの成功もないのでは続けていくことができない。

 

マンネラインの3人はいつでもこのお兄ちゃんたちに相談できて羨ましいなぁ、って思います。

ちなみに、残りの2人のヒョンについては

 

ホソクはユンギに近いタイプだと思います。

いつも「やってごらん」って言いますもんね。

でも、多分自分自身は完璧主義です。いつも100%の成功を目指してる。

そして、いっぺん相談されたら最後まで寄り添って面倒をみるタイプだと思います。

ユンギ寄りだけどナムジュンとの折衷タイプ。

私がホソクの凄さを何度も語ってしまうのはこのバランスが素晴らしいからです。

その分、自分は大変だろうなぁ、って心配しちゃう理由でもあります。

 

失敗することは考えないのがジンです。

成功の意味合いが他の人と違うのもジンじゃないでしょうか。

たった1つの失敗や成功なんて人生を左右するような大きな意味なんてないでしょ?

って感じの人だと思います。

相談すると自分が本当にちっちゃいことで悩んでいるんだって思わされて、なんかこうズバッと答えはくれないんだけど、根拠なく大丈夫なんじゃないか、って思わされちゃう。

めちゃくちゃ大きな心地良い毛布で丸ごと包まれちゃう感じ。

たぶんジンに超真面目な相談をする人はあまりいないと思うんですが、究極はジンみたいな人に救われる気がしてます。


 

勝手な私の見方ですが、同じチームにこんな風に全く別の視点からものを捉えられる人が複数いることがBTSの強みですよね、本当に。

だから、何かが起きて1人が思い悩んで潰れそうになっても、誰かが別の思考で救ってあげられる。

7人全員が心身ともに健やかな時ばかりではないだろうから、これってすごいことなんだよなぁ、って思います。

 

ここ数日、彼らの周辺が何やら騒がしいですし、個人的に思うところもありますが、それはまたいつか。

 

最終的に全然違う話にまでなってしまったこの長い長いStill With Youシリーズに最後までお付き合いくださってありがとうございました。(そんな奇特な方、どれくらいいらっしゃるのかしら?って本当に思ってます😅)