チョンジョングク

改めて彼のことを書こうと思うと、難しい。

何から書いて良いのかわからないくらい書きたいことがたくさんあるのか、それともなんかもう今更わざわざ私なんかが書いて良いのか、と思う領域というか。

 

彼の魅力はみなさんご存知の通り。

素敵なところだらけで、書くのもおこがましいくらい。

 

キラキラした小鹿の目(byナムジュン🤣)をして

歌を歌わせても

踊りを踊らせても

ラップをさせても

絵を描かせても

音楽を作らせても

料理をさせても

走らせても

ゲームをさせても

 

なんでも上手にできちゃう。

 

字があんまり上手くなかったけど

箸の持ち方も下手だったけど

食べ方もイマイチだったけど

アミ愛してる、も恥ずかしくて言えなかったけど

 

みんな上手にできるようになった。

 

でもね、ジョングクを見ているといつも思うことがある。

この子は常に無理してるな、って。

胸が苦しくなる。

テヒョンのことは、「ホント大好き!」って言えるのに、ジョングクのことはどこか心に引っかかって、無条件に手放しで「好き!」と言えない。

この引っ掛かりってどう表現したらいいんだろう。

見てると、常に、どこか少しだけ苦しい。

これも彼の魅力のひとつなのかもしれないけれど。

 

人には2種類いて、無理していないとダメな人と、無理するとダメな人。

もちろんその中間がいいに決まっているけれど、これがなかなか難しい。

 

ジョングクは前者だと思う。

そしてもちろんテヒョンは後者。

本当にいつもながら勝手な見方だけれど、ジミン、ホソクは前者。ジン、ユンギは後者。(ユンギは無理するとダメなことに気がついたパターンかな。元は前者だったような気がする)

ナムジュンだけが、コントロール出来てると思う。

(異議ある方たくさんいると思いますが、許して。)

 

無理と努力は違う。

努力は全員がしすぎているくらいしているし、能力ともまた別の生き方の話。

 

そしてこれは無理している人が苦しいわけじゃなくて、それぞれがそうしている方が楽だからそうしてる。

前者は無理していないと逆に辛いのだ。

そしてそれは無自覚に。

人からは辛そうに見えても、本人はその方が楽。

無理しないように生きる方がずっと難しいのだから。

「自分が辛いと思うことは何もない、ヒョンたちが辛そうなのが辛い」と言うくらいだから。

あるはずだよね、辛いこと。本当は。

 

ジョングクを見ていると感じる、このどこか少しだけ苦しい感じってなんなんだろう。

テヒョンを見ていると時々感じる、儚くて消えてしまいそうで怖い、感じとは全然違う。

そして他のメンバーにはこういう感情って湧かない。

 

全部だからかな。全部が無理してて抜いてる時がないからかな。

パフォーマンスの時の爆イケなジョングクも

タリョラで見せるめちゃくちゃ楽しそうなジョングクも

Vラで見せるのんびりした雰囲気のジョングクも

ヒョンたちに甘える可愛いジョングクも

ヒョンたちをからかう生意気なジョングクも

全部、ジョングクなんだけど、ジョングクじゃないような。

 

人の気持ちに敏感で、人の期待に応えることで自分の価値を確かめてるんだろうなぁ、って思う。

さらにジョングクの場合は、その【人】に【もう1人の自分】が入っている様に感じる。

自分自身が、自分自身に期待して、その期待に応えているような。

人の目ではなく自分の中の目。

1番厳しいやつ。

 

BTSのことを大切に想っていて、BTSに何が必要か、いつもそれを考えてる。

2019年の防弾屋根裏部屋で、BTSの自分と素の自分のことを聞かれこう言っている。

「BTSのジョングクは輝いているが、チョンジョングクはみずぼらしい」と。

BTSのジョングクを追い求めすぎているが故に、チョンジョングクを置き去りにしてきてしまったと感じている様に受け取れた。

だからこそBTSのジョングク像が壊れてしまうのが、自分がBTSのジョングクでなくなってしまうその時が怖いんだろうなぁ、って思う時がある。

その時っていつかは必ず来る。

その時のために彼はいろんな予防線を張っている様に見えて、それが苦しく見える要因なのかな。

 

それはやっぱり「自分は孤独な人間だから」って言っているのに繋がる。

孤独だと言い聞かせて、でもそれを1番怖がっているのはジョングク本人な気がして。

それが来た時、辛くなりすぎないように、予防線を張って言い聞かせてしまうのは思考の癖。

いつも自分の気持ちをどこかセーブしている様に見えるのは気のせいなのかな。

私が心配しすぎている?

 

本当は天真爛漫なマンネなんかじゃない彼がマンネとしての役割を、決して中心でゴリゴリ引っ張っていくタイプじゃない彼がBTSの核としての役割を、常にどうあるべきか考えて行動している様に見える。

 

どうあるべきか

どうありたいか

 

は全く別ベクトルで、ここに軸の置き方のマインドの違いが大きくあると思う。

どうあるべきか、は対象が自分以外

どうありたいか、の対象は自分自身

 

ジョングクは自分がどうありたいか?と考えるのではなく、BTSのジョングクとしてどうあるべきか?を優先しているのだろう。

これは私たちの様な一般人でも社会の中で生きていく上での考え方の大きな選択だと思う。

 

そうか。ここまで書いてきてわかった。

ジョングクは私と思考が似ているんだ。(←急なTMI失礼💦)

だから、心配で気になって、それが苦しさの原因なんだ。

このマインドのせいで若い頃はずいぶんと自分がめんどくさかった。

24時間自分を監視していて、そして1番厳しい目が自分の中にある。

そしてそれは永遠に無くならない。自分が変わらなければ。

 

今、歳を重ねてきて、生活も変わり、人間関係も変わって、私もあの頃とは変わった。

でもジョングクを見ていると彼はその真っ只中にいて、もがいている姿にあの頃の自分の苦しさを感じ取ってしまっていたのかもしれない。

 

だから、ジョングクを見ていると、ほんの少し苦しくって、とっても愛おしいのか。

 

防弾屋根裏部屋の時の同じ質問。

テヒョンの答えは「よくわからない(差がない)」だった。

だから私は大きな声で言える。

テヒョン、ホント大好き💜って。