長女のぷっぷ(当時中学2年生)に
異変が現れた時
私は看護師という立場だったこともあり
ぷっぷの状態を真っ先に医学的側面からのみ
捉えようとしました。
これは今でもとっても後悔していることのひとつなのです。。
今思えば、
「ええっ?ぷっぷ、一体どうしたの?何があったの?そんなにつらいことがあったの?
」
って素直に驚いて、ぷっぷの気持ちに寄り添えば良かったものを
「どんなふうに進めていけば最短で問題が解決するんだろう。早く学校に復帰してもらわなくちゃ。そのために最適な解決策を…
」
なんてことを真っ先に考えていたのですから

きっとぷっぷから見た私は、ずいぶん冷静で他人行儀な対応をする母親だったんじゃないかと思います
当時の私は、問題が起こること自体にものすごく抵抗があり、それは自分自身というよりも、周りから見た自分の家庭環境がどんなふうに映るのかということに対してある種の恐怖心があったのだと思います。
子どもが不登校になるなんて、自分が正しい子育てをできていないと思われるんじゃないかとか、不登校を知った周りの親戚はどう思うんだろうとか、高校進学にも大きな影響が出てしまうんじゃないかとか、それはもういろんな事を考えていたと思います。
なので、精神科で統合失調症という病名が出た時に、ちょっとホッとしてしまいました。
それは治療方針がある程度決まって、明るい未来が少しだけ見えたような気がしたからです。
統合失調症に準じて処方された薬
を飲み始めたぷっぷは、だんだんボーっとする時間が増えていきました。
数日後には眠る時間も長くなり、食事とトイレ以外は横になっていることが多くなりました。
そして目立っていた幻聴幻覚、異食などの身体症状は緩和され、感情の高ぶりによる自傷行為も減りましたが…ちょっと薬を飲み忘れたりすると途端に顔つきが変わります。
そんな様子を見ていると楽になっているというよりも、薬の強い力で症状をただ抑え込んでいるという印象
精神科の先生からは
「まずは安静にする時間を増やしてあげて、脳と体を十分に休めてあげる必要があります。」
と説明を受けていたので、実際そういうことなのですが…
私はそばで見ていて違和感を強く感じていました。
このままでは、ぷっぷは廃人のようになってしまうのではないか…
薬は根本的な病態を治すものではないから、飲むのをやめた途端戻ってしまうのではないか…
私は、このまま薬で寝たきりのようになったこの子をずっと介護しながら生きていくことになるのだろうか…
次々と湧いてくる感情に
毎日が不安だらけでしたが
ちゃんとした母親
ちやんとした看護師
ちゃんとした妻
を演じるために必死で自分の感情をコントロールしました。
その当時は
『私は看護師であり母親であるから子供のために最善の選択をしなければならない。そしてその選択は決して間違ってはいけない』
なーんて本気で思ってましたから
そう、ぷっぷの苦しみに寄り添ってあげようなんて考え、ホントに1ミリもなかったのです。。