8月も終わるころのこと
畑でブーンと大きな羽音がして
いつも来るクマンバチかと思ったら
オオスズメバチでした。
スズメバチの中でも
毒も攻撃性も最高の大きな蜂。
長年、気にならなかったのに
このところ畑でオオスズメバチを
見かけるようになりました。
けっこう至近距離で遭遇。
半径1km以内に巣があるっぽく
餌を探しにやって来るようです。
畑にはカマキリや蜘蛛や
コガネムシや芋虫など
餌になる虫もいて
花も咲いてるから蜜もある。
生態系が出来上がっているわけだけど。
オオスズメバチや蛇、
ムカデ、ヒルは苦手。
(今のところ蛇、ムカデ、ヒルは畑にはいないけど)
虫や鳥、タヌキなどに作物を
食べられることもあるけれど
1割ぐらいは許容範囲。
さて
攻撃力も毒性も強いオオスズメバチ。
どうする。
調べると香りで誘引する捕獲器の
トラップもあるみたいだけど。
虫を取ってくれる益虫でもあり
自然界の中でバランスを
取ってくれてる存在でもあるから。
とりあえず畑に巣はなさそうだから
見たらそっと逃げて共生の方向で。
オオスズメバチに
「狩をしてもいいし蜜もあげるし
危害は加えないから襲わないでね」
ってのが通じるかわからないけど
大地と微生物たちと植物たちに
なんとなくお願いしてみた。
まあ、あげるとか
取ってもいいよってのは
いかにも私がすべてを所有しているという
私が上でスズメバチは底辺という
なんとも傲慢な話なんだけど。
地球上で生きるのは対等。
むしろ人間以外のどの生き物は
懸命に命を全うしているだけ。
そしてオオスズメバチに対して
〝敵〟と意識していると
それは伝わると思います。
それでも過去に
アシナガバチに指を刺され
片腕全体が肩までパンパンに
腫れたことが何度かあるから
「ポイズンリムーバー」と
「オニヤンマくん」と
ミントのスプレーを準備してみた。
オニヤンマはスズメバチの天敵で
スズメバチを食べることもあるようです!
「オニヤンマくん」はキャンプ用品のある
アウトドアのコーナーで売られています。
ミントの香りはスズメバチが苦手らしいです。
スズメバチは春に巣を作り始め
働きバチたちが夏に増え
卵や幼虫を育てるためにも
夏から秋は盛んに活動するようです。
時間帯もオオスズメバチが活発に
餌を探す午前中を避けて
夕方に近い時間に行ってみたら
出会いませんでした。
長くなるので、つづきは次回に。



