7月20日に観てきました。
賛否両論あって。
私は好き。
宣伝も無くてあらすじも何もなく
異例尽くしだそうで。
それを尊重して感想をアップされることを
みなさん控えられてますが。
もう、書きたくて仕方がない(笑)
まあ、私のブログなど
影響力も無いからいいかな、と。
ちょっと感想を。
感想なんてほんとに個人的なものですから。
まだご覧になってない方はこの先
ネタバレありますのでご遠慮お願いします。
何も難しくなく
子供が見れば子供なりにわかると思う。
感性で。
感じ取れると思う。
何を今さら
っていうようなタイトルだから
スピ界隈に長くいる人には
まったくピンとこなかったり
わざわざ今それ?って
感じられたのかもしれない。
今までの監督の映画の
楽しさやワクワクや
引き込まれるような展開ではなくて。
主人公のキャラクターも
魅力的とはちょっと言えなくて
前半は無言で無表情で過ぎてゆく。
どちらかと言うと
嫌な感じの場面が多く
災害や戦争、徴兵、死、
身分の差、いじめ…
無神経な後妻のしぐさや言動…
あらゆるネガティブなのを並べられ
それで寝てしまう人続出なのか。
そこまで嫌なシーンを見せられ
つまらないと思えたものが
終盤を引き立たせる。
今までの監督の映画の中に
近いシーンがあったな、
あそこはあれだ、って見てたら楽しかった。
ある意味、今までの作品のオマージュというか
ファンサービスのような。
私の中では
「よだかの星」とか「銀河鉄道の夜」とか
宮沢賢治の世界観にも感じられ。
あと、エヴァだった!
人類補完計画のエヴァンゲリオン!
表現とか全く違うんだけど。
エヴァは絵が好きになれなくて(失礼)
戦闘シーンが苦手で苦しくて
それでもやっとの思いで観てハマって
どれだけ泣いたかわからないエヴァ。
ATフィールドとか、LCLとか、
サードインパクトや、人類補完計画など
エヴァを観てないと私の感想も
理解できないかもしれないけど。
あそこまで複雑で難解で
深いものではないかもしれないけれど
私はそれを感じてしまったのでした。
ATフィールドがまた自分や人を傷つけても
それでも、その世界を選んだエヴァのシンジ君。
裏切られても、孤独でも、
認めてもらえなくても、苦しみがあっても、
それでも他人と自分がいる世界を選んだ!
もう、映画観終わった後には
私の頭の中には米津さんの歌ではなく
「G線上のアリア」が流れてました。
生きていくために殺生もする。
糧として命をいただく。
種族を守るために一部が犠牲になることも。
犠牲なのか、弱肉強食なのか、
献身なのか、自然界の摂理なのか。
魚だって何割かは食べられたり死んでいって、
ぜんぶがちゃんと育つのではないし。
捕食して自分の命を繋ぐペリカンだって、
よだかだって
いなくなってしまえばいいものなんてない。
守るために戦って
仲間にも犠牲が出てしまう。
それでも何もしないよりは救われる。
人が関わること。
自然界のバランス。
人間は?
人は増え続けて…。
だからvirusやも。。。
それさえも節理の一部で。
大きな仕組みのうちなのか。
そのあたりは書いてはいけないテーマだろうし
そのあたりを考えると深くて
そこは沼かもしれない。
1人1人が創造主。
何と共鳴するか。
それで出来上がる世界。
違和感のあるバランスを崩した世界は崩壊する。
どの世界のドアでも開けられるけど。
けっきょく、汚れも何もない最高の世界を
創ることができるとしても、
悪意もあれば、痛みも悲しみも、
怒りも、苦しみも、不条理なことも、
いろいろあるこの世界をあえて選ぶのもよし。
私が観終わって映画館を出たところの
椅子に掛けてSNSに投稿したのは↓
「観てきました。
さすが、深い!
すごくよかった。
私、配偶者が突然の病死で
死別するとわかっていたとしても
やっぱりこの世界で一緒を選ぶよ。」でした。
あー
書いちゃった