対向車が右折しようとしているなか、こちらも右折しようとして、しかし、対向車の向こう側が見えないので徐行していたら、その対向車の向こう側から、原付きがたぶん速度違反のスピードであらわれた。
あやうく轢き殺すところだった?
いいや。見えないところのために止まれる運転を日頃からしているから、ちっとも危うくなんかなかったよ。
ただ、原付きのオッサンだかニイチャンだかは、ほんの少し驚いたみたいだった。走行ラインは侵していなかったからびくつきはしなかったものの、やんわり不服そうに避けていった。
スピード違反と、スピード違反が、かち合えば彼は死んでいただろう。
こんな、何気ないシチュエーションで、死んでいただろう。
バカめ。
悪役のやうな笑ゐが出た。
私が速度違反しない正直者だったから良かったな。バカモノが。死角があるのにスピードを落とさずに交差点を進む者がどこにおるか。───そこにおった。
正直者がバカを見る、でした。
こんばんは😁