切実感。


どのキャラクターも、とにかく良いもの食ってそう。


戦争モノの映像作品をつくるのに、どんなに痩せても骨がもう現代人だから。ほんとうに切実感を…切迫感ある実態の生活感を出したいのであればCGにして痩せさせるくらいしなきゃいけない時代。


とはいえ、地方には切実感もったひとたち、生きていますよ。温泉行ったら稀に見つけることができます。ほんとうに、稀に、ですけど。



設定が陰鬱なばあいに、せめてキャラクターだけにでも華をもたせたくて、あと、実在のひとたちにこのくらいは健康でいてよという祈祷的な意味合いもあるのかもしれないが、そのさじ加減を探求してのそれなのか、探求せずのそれなのかは見てわかる。探求せずのそれが多いのよー。


たしかに、野球漫画の『キャプテン』は読んでいて辛かった。努力根性それが通じず敗北。あそこまでの切実感をもたせるのは酷だと思うけど、なんかもうちょっと、うまいところをついてくれないかなーと思っている。


役者に無理をさせるのは限界があるとおもう。現代は、昔より便利になったからって、決して持ち物が軽くなる一方ってわけではないはずだから。現代人なりの骨格になるのはもう、それは仕方ないと思う。



動物を描くときも、切実感はとても必要。

動物って、毛で何倍も大きく見せかけているけど、たしかにデカい100kg超えとかの猛禽類 モンスターをのぞいて、ほとんどの動物はじつは実体は物凄く痩せている。それを踏まえた描き方をしないと、まるで毛先まで肉が詰まっているかのような描き方をすると、人間に輪をかけて良いもの食ってそうに見えてしまう。その環境に、そんなに良い食べ物ないはずでしょ!と言いたくなる。


自然界には絶対に存在している見た目と実体の乖離を描けないなら、漫画はどうしても低俗と言わざるを得ない。

そこを描ける漫画家には、先生と呼んであげたい。

そこをまだ描けない漫画家には、先生と呼びたくない。





こんばんは🙂