こんばんは。

水本樹人です。


 今日は車中泊からの筋トレ4種目に始まり、コインランドリー、筋トレ(1種目)、ローラー台、そしてバンク走行にまでこぎつけられました。階段ダッシュは暗くなってしまったので出来なくなったと見ます。暗いと、ダッシュにならないと思うので。


 バンク走行もだいぶ暗くなりましたが、粘って、最後の最後に X脚のスウィートポイントを見つけることができました。


 過程は読み飛ばしてもいいよーってことで、小さい文字でつらつらっと綴っときますかね。



 今日は雲仙を特に、バンクに持ち込もうとしたんですよね。誰かが過去記事の 競技用雲仙試考1 を読んでくれたおかげで、わ他シも読み返し、大事なのは縦に長い目線だったってのを思い出せまして。

 で、豊大もなんとか持ち込もうとしたんですけどスケール感を掴めなくて悪戦苦闘しているうちに、まったく初心に還って右手を引く右足を踏むってのをやってみたのです。するとすごいバテました。

 右に短絡をつくったって、バンクは左へと曲がっていく回り方なのに。そりゃブレーキいっぱい握りしめて坂を登るようなもんですから、疲れるわけですよね。

 それで今度は左手を引く左足を踏むってのをやってみましたら、さっきのとは打って変わり、ことのほか足が長持ちしまして。ただ、息切れは激しいほうでした。

 左利きじゃないからコントロールが少し難しくて、危なっかしい揺れを内在していたんですよね。それを制するのに息切れしていたようでした、今思えば。

 それでまぁ、右利きなんだから左手を引く瞬間には右手を押せば同等の意味合いだろ?と、右手を押す左足を踏むってのをやってみたら、なんと、まったく息切れもしないし、足が延々もつ思いがしました。巡航速度も今日イチ。

 あれまぁ、と思いましたよね。まったくへこたれない、バテない走行。 九州一周の感覚を思い出します。


 そこで気づきました。わ他シは脚が X脚なら、腕も X腕ゃったのだ、と。


 X腕のせいで…おかげで、右腕を突っ張ると身体が左に押されたんです。そうして、バンクならではの左へ曲がっていく回り方に適合できた。


 九州一周で、長距離走頑張れたからって、別に最高速度が 50km/hしかないとかいうことゃなかってんですよ? 70km/hそこらはどっかで出している。バンクでもバテない走りができるようになったから、バンクでもふと、60km/h超えができてもいいゃなぃですか。でも、そのままでは不可能な気がしたのです。スピードアップするには何か足りない。巡航ではその右手押し左足踏みでいいとしても、また急なスピードアップのために強引な力み方をするようでは、以前とほとんど変わりない結果に終わるはず。




 んで、バンクからは引き上げながら、よーーーく考えてみれば、


X腕X脚は

右手押し左足踏みがバンクに適合しているのであれば、

左手引き右足引きつけ足が

同じく有効なのではないか、と。


 そしてそれは、ペダルのかたちから言って、ほぼ同じ瞬間です。だってほら、左足踏み下ろすときは、右足を引き上げるときじゃんか。

 その瞬間だけ気張ればいいんゃなぃか?ちょうど自転車も左に傾くべき機体なんゃし。


 で、それをローラー台で試しましたら、出ました、ブレのとても少ない静かなペダリング、50km/h、60km/h、70km/hとあっという間に超えて、75km/hあたりでキープを開始できました。

 なんてこった。


 60km/hキープどころじゃない。

 70km/hキープが、わ他シには出来るんゃなぃかぃ。


 ローラー台ですけど。



 過去に、電動ローラーに幾分加勢してもらって、72km/hキープを3分間くらいやれたことがあります。最初若者たちがイタズラにゲキを飛ばしていたのですが、そのハイペースをおしゃべりに興じて放っといたあいだ、わ他シはずーっと維持していたという…。


 あれは電動ローラーの加勢があったからではあると自覚はしてはいましたが、短距離型の常識からしたら考えられない長持ちっぷりだったらしく、意外と若者たちが態度を変えて真摯に驚いていました。


 やー。


 公道走ってりゃそれくらいのパフォーマンスすることって、わ他シにはあるので、わ他シ自身はではそれを今度は電動でないローラー台でもどうやってできるだろうか、を即考え始めた次第なんですが、あれはもう4年前くらいの話ですねえ…。



 4年ほど経って、ローラー台で 72km/hキープの可能性が見えました。ちょっと、もう最後も最後なんですぐ切り上げましたけども。




 ああ、そろそろ退室の時間だ。





 ひとまずクルマに戻ろう。




 技の名前はあとで考えよう。



 考えるの、忘れるかもしれんけど。







 技自体はたぶん、忘れない。




 競輪場には向いていないとすら何度も思った X脚の、得意なその一瞬をなんと、見いだせたのだからね。










南南南無戸!