こ、ん…に、ち。は…


ショックすぎてプルダウンしようとせずとも脱力しきりになった 水本樹人で…す。






 握りの左右逆転、プルダウンから順当に、わしの場合は、という乗り方の修整をつぎつぎ施していったら、最終的にとある若者の乗り方の真似という峠にまでさしかかりました。


 42にもなって、20代の若者の真似をするなんて…!!






 盗まれても盗まれてもオリジナリティー重視で気張ってきたオレにとっては、完全敗北のようなショックでした。




 ああ。


 公道最強のプライドを、そのままバンクにまで持ち込んでいたんだなぁ、わしは。



 それで、淡々とわしにとっての適切な乗り方にしていけば、その持ち込んでしまっていたプライドがつぎつぎと砕かれたというわけだ。じょーじあがいどすとーんのごとく。



 やあ。




 でもこっちのほうがしっくりきますけどね。脚腰としては。





 いっつも認定ピストとは仲良くなれずに衝突しあって、違和感のある乗り方しかできませんでしたから。




 真似峠を越えたあとは、一応昨年度の日々 100km走で覚えた走り方を適用できて、まぁ、またオリジナリティーある感じにはなっていきましたが…。







 感謝…するには、まだ早い。




 ただ、これでうまくいくようならやはり若者に感謝はせねばやろね。





 80mmステムはコーナリングでプルダウンを維持するには適していそうに思いました。



 また、プルダウンをより幅広い体幹で行うには、でかーいハンモックに寝転ぶような手足の使い方が必要だってのも判明。




 座れ。


 でかいハンモックに寝転べ。





 およそ、公道で積んできた苦労、舐めてきた辛酸とは掛け離れた心がけです。




 価値観ボロボロ。





 けどまぁ、これが九州を多段ロードで走ることと、ひとつバンクをフィクスドで走ることの落差ですよな。



 これが現実なのですよな。






 いつか、これまた年下のあのひとが言っていた。





 自転車はナメるくらいがちょうどいい。





 そうね。

 左右非対称だからね。


 斜めるくらいが…ナメるくらいがちょうどいいよね。それは同意します。






 ワーカホリックなわしには、とにかく、ショックがすごすぎた、九州一周のユメをジツゲンしたあとの、久々のバンク走行でした…。














なー、むー…。