こんばんは。

桑原束人です。

たばっち、とよんでもらってもいいかな。



 こまいネジ2個と、カッターかねりんver.の、改造のための材料を買いに、20kmほど自転車走行してきました。


 一昨日購入した アライのヘルメット。

 幾つか似て非なるかたちの競輪用が新しく、アライからも別のメーカーからも出ていますし、まだそれらすべて被り心地を試したわけでは無いですが、古くからあるかたちの、アライの競輪用ヘルメットが最高すぎました。

 あんまり最高すぎて、結局モガイてしまいました。今日は" 練習 "しないつもりだったけれど。



 競輪用ヘルメット。


 最初買ったのはLサイズ。

 大きすぎて、強い前傾姿勢になると目に覆いかぶさってくるサイズ合わず。

 一般走行には使えないことはないし、それで落車したことも落としたこともないので(注意!自転車用ヘルメットはデリケートに作られているので、一度でも事故のみならず、手元からでも落下させたら使用不能になると心得ましょう!)、赤く塗ってブログの看板画像にしました。まだたまに被っています。


 次に買ったのは Mサイズですが、メーカー違い。同じ競輪用とはいえ、当然設計思想からして異なります。どちらかというと外での練習用と感じましたね。

 競輪でありがちな極度の前傾姿勢… あまり頭頂部を進行方向に突くような前提が考えにないデザインと感じます。

 だいぶ長く、たくさん使用することにはなりました。いつだか落車したんで、しばらくは騙し騙し使っていましたが、捨てました。


 次はかたちはLサイズと同じでも、Sサイズを買いました。一応被れたため、空気抵抗が少なくていいかな?と。髪の毛が伸びるとキツくなるので、ちょっとムリしている感じ。

 現代競輪選手としては箸にも棒にも掛からないようなタイムでも、わりかしタイム向上に関係していたようなので、試験にも使っていました。


 で、今回、同じメーカー、同じかたちのMサイズ。



 もう。



 最高。





 最高。





 最高!





 値段は 6600円(かなり安い方)なんですけどね。

 わし、自転車用ヘルメットは、上記競輪用のほかにロードバイク用ハイエンド(3万円超え、お高い!)、一般用(それなりの値段や競輪用より少し安いの)、いろいろ被ってきたんですけどね。

 こりゃ 一番ゃと思いました。

 アライの古くからあるかたちの競輪用ヘルメット。

 頭の、かゆいところすべてにきちっと被さる、あらゆる方向にコントロールできる、優しくフィットする。

 言うことないっす。



 穴抜き加工が少なすぎて蒸れるし重たい?



 知らん。



 わしは自転車歴三十年超えようが、未だに汗だくで 15kg以上の自転車に乗る男じゃ。



 こんな頭を全方位的に守ってくれて、しかもコントローラブルなヘルメットに、蒸れるとか重たいとか、誰が何を思ってそう言うんじゃ?



 たまらんす。


 たまらんやったっす。



 もし勢いや財力余ってフルカーボン自転車に乗るようなときが来て、軽量化の波に飲み込まれたとしても、この設計思想そのままに軽量化されたヘルメットを合わせたいです(←やっぱり重たいって思ってんじゃん的な)。




 まあ…。





 そりゃ 3万超えのヘルメットのほうが軽いのは軽いっすよ。


 でも、あれ後頭下部は守ってくれなかったし、イザってときにお高すぎて温存させてたら、活躍しなかったし(高級ヘルメットあるある)…。



 値段と、守るレベルとのコストパフォーマンスこそがヘルメットに求められる資質なので、この 6600円。わしにとっては最高と見受けます。


 逆に言うと競輪ほどの前傾姿勢をとらない走りしかしないひとには、だた重たいだけの無粋なヘルメットってことになりますね。まーそれはしゃあない。





 想像以上、あまりにコントローラブルだったので、連続性も保障でき、次々とわしの過去に見出したスキルを思い出すだけでなく、もっとこげんしたらいいよ、そげんしたらいいよ、と、ヘルメットが躰にいろいろアイデアを享受してくれる感じでした。


 やー。

 素晴らしい。

 練習が楽しくなっちゃう。




 

 

 練習用として今回買いましたけど、どんなに走っても痩せなかったら(痩せてもSサイズでそのコントローラブルを感じなかったら)、バンク用にも更に一個買うかも。




 たまらんねー。





 自転車は楽しかー。







 なんで もう自転車乗りたくない って、タイム出せるような人たちの口からときどき出てくっちゃかね。

 勘弁してくれ。

 たぶん下積みがないひとたちには、高級自転車の良さがわかっとらんっちゃろうねえ…。


 わしゃたとえ半身不随になっても、自転車乗りたいって言うと思うぞ。



 高級自転車はやはり、いいもんじゃあるばぃ。その本質によって、わしの中では格付けがあるけれども。




 特に、どんな高級自 '動' 車にも使われないような最高研磨精度を要求されるような部品が、競輪用自転車なんかには使われていて、それを、どーしたって踏みつけるわけゃからな。いくら、回すペダリングやと言うても。

 そんな極端な工業品と人間とのコラボレーション、他に、この世の中のどこにもないんやぞ?


 これを楽しいと言えずして、なんの努力じゃ。



 と、わしは思うのでした。






19:45南無楽気意