こんにちは。


 苦手はのちに進めば得意になる。rute5です。



 プランクを好きになれそうです。

 日本一客足の絶えないカリスマトレーナーからは、流行の機微からもプランクに意味はないという言も聞かれましたが、特にそれは、懸垂、腕立て伏せやアブローラーのような、'動き' が無いから、という理由でした。


 実際プランクには美しいとされるポージングがひとつあるばかりで、動きを示唆する指導はありません。


 しかしそこに、'自転車を全身運動にするコツ' を挟み込んでいくと、なんと!プランクにもアブローラーのような腕立て伏せのような、懸垂のような '動き' を仕込めることがわかりました!!🎉🎉🎉パパパン!!


 競技自転車、特に長く続く下り坂における唯一無二のポージングとして美しいのは確かに、従来から言われている通りのプランクです。スーパーマンポジションにそっくりです。

 けれども、'自転車を全身運動にするコツ'、略してジゼンコツを挟み込みますと、基本プランク(片手片足を離さない)にも4つの型を与えることが可能になります。

 いざ、並べましょう。



 1、顔も目線も前に。垂(すい)っと立てた足先やかかとからお尻背中首頭と一直線に登らせるプランク。最もオーソドックスな型。


 2、顔や目線を下から後ろに。垂っと立てた足先やかかとからお尻背中首途中までは一応連続的に登らせるものの、インボリュート曲線のように目線へと巻き取っていく、競技自転車でいう盲目的加速型。


 3、顔や目線は前だけれども上から目線を保ちつつも後方にすくめる。かかとからお尻背中首頭まで一直線に下らせる。下り坂における安全走行を意識した型。


 4、顔や目線を下から後ろに。かかとからお尻背中首頭まで一応連続的に下らせるものの、インボリュート曲線のように目線へと巻き取っていく、競技自転車でいうゴール前のハンドル投げ出し型。



 この4つの型をどのような順番からでも移ろうようにすれば、'動き' のあるエクササイズとして成立します。

 自転車は決して、理想型だけで走り続けられるものではありません。

 公道においては、理想型などありはしないとすら言えるほど、柔軟な臨機応変さを求められます。

 競走でもそうです。

 一応、一般競技区分で、お遊びとはいえバンクで競輪をしたことがあるので、言えることではあります。かならず、誰かの後ろに控えたり、その型を破って前に行こうとしたりという、二種類以上の型があります。


 自分が最初から最後まで一番なんだ!という霊魂の形成、意識付けにオーソドックスプランクは最も適していますが、もしもそれだけでは続かないようなら、非オーソドックスプランクを検討する必要もあります。

 というか、アブローラーは既に非オーソドックスプランクですし。


 4つの型の中庸に、梯団走行やトレインプロトンなどの走行での基本形が隠れている。

 というか、4つの型の狭間を往復する無限とも言えそうな '動き' が、前傾乗車自転車走行姿勢の基礎と言えるでしょう。

 それは決して、左右対称なものでは無いことは、わしが口を酸っぱくして言うことです。




16:05南無三