今晩は🌃

 23cタイヤ購入のアテにした最寄りの自転車屋さんが休みで、肩透かし感のある夜を過ごす rute5です。

 マハーラージャカルーリカヨーガというインド伝統武術の選手が最近チームで活躍しているらしく、どんな武術かな〜、と気になって少しだけ観てみたながれで、そのエグい筋肉のアフリカ人の動画を観ました。

 前転バック転連続側転あたりまえ。上の爪先から下の爪先まで一切、'自身を信じない気持ちのない'彼らの躍動しきりを観ると、ほんと、自分何やってんだろう、前々記事のクラウチングβとかトホホ画像ゃん… とか思わされました。

 以下常体。

 けど、彼らだって編集で怒涛のごとく表現されるその動きをずーっとつなげてやれるわけではない。ひとつひとつ撮影してつないでいる。技の数もそう多いわけではない。彼らがその能力でなんでもできるかのような印象を持ってしまうのは早計だ。筋肉の躍動が凄くて勿論美しいけれども。

 昨晩、わしはチェーンテンショナーを外内逆転させて用いる整備の大技を思いついた。
 それをもってして今度バンクで、公道車両と競技車両の融合…というとなんかちょっと違うけど、そのへんの境目をなくして走れる自転車で走れそうだ。これは彼らには多分できないことだろう。

 生身同士のケンカをしたら十中八九わしは彼らには勝てない。タイマンでも無理。わしも彼らもそれをやるような性格ではないとは思うが、もしもやったらの話。
 じゃあ自転車で競争したらどうかって、ここでルールが必要になる。彼らに同格の自転車を貸し出すのかどうか。貸し出せば彼らが勝つ可能性はある。だが貸し出さなければ?当然わしが勝つだろう。

 つまり彼らが整備を学べば上記の2種類の勝負で無敵だし、わしが彼らの鍛錬や休養やを学べばやはり上記の勝負で無敵になれるわけだが、それをキャスティングする誰かや何かがどこかにあるだろうか?

 さあね、である。


 

 生身の強さは男として分かりやすい魅力である。自転車はひとまずそこからは遠いところから始まる。さまざまなモノに肖らねば強さを表現できない。
 ただ、逆に言えばさまざまなモノをつくりだす者たちの盾や矛などに成っている、とも言えるのだよね。その構図が社会的で見えにくいだけで。
 その見えにくいつながりまで含めてみれば、多分彼らに匹敵する魅力をわしなども持つ。

 クラウチングβ はその一端として、珍しく画像をアゲることにした。
 


 このような考え方をしてくれれば、春馬くんも『進撃の巨人』における自身の強さもを、きちんと自信をもって観ることができたのではないかと思う。
 巨人役になったひとたちは、ある意味漫画のあの残酷な描き分けの餌食になったような役回りではあったが、それを巨人として描くからこそそれに対峙する'人類'の凄みがあったんだ。
 わしは春馬くんの演技は『進撃の巨人』にあってもまったく怯みのない素晴らしいものであったと思っているよ。それが興行収入に繋がらなかったのはただひとえに、それを…その映画のチケットを買うだけのオカネがその素晴らしさをほんとうに評価できたはずの'わしら'に無かっただけの話。もはやそれは平均給与所得が長年上がらないで格差が拡がるこの国全体の問題。

 その後の実社会の展開をみてみろよ。
 『るろうに剣心』は伊勢谷の逮捕で、わしから見ればお蔵入り作品だよ。ニュースにもなった『るろうに剣心』原作者の破廉恥ぶりは、その前にあったはずの『世紀末リーダー外伝たけし!!』の原作者の件の反省もなかったし、その後もジャンプ漫画『アクタージュ』の話の作者の性癖になんら反省を加えられなかったわけだしな。
 となるとさ。ああ、『るろうに剣心』関係者は、ほかにも複数、大麻や不倫や何やで一線も二線も超えて、それで凄みを録画しちゃったバカ者共がいるのかもしれないな…正当な人間としての手段ではなく…、言ってみればスピード違反車両がたまたま警察に捕まらなければ目的地に早く着けるようなもので、あの作品の流行というのは決して社会にとって良かったもの、成功したものとは呼べないかもしれないな…という考え方もできてくるわけだよ。
 嘘を吐いちゃならんはずの法廷で嘘を吐いたあやつも、『るろうに剣心』単行本を揃えていたしな。

 結論を急いだな三浦春馬。
 佐藤健との闘いは、君の勝ちだったんだ。
 悔しがらず、堂々としていれば良かったんだよ。悩む必要は無かった。
 涙が滲むよ。
 クソが。
 ほんとうに惜しい俳優を亡くした。
 わしはもう、犯人は酒だという敵意が主軸だよ。歓喜の酒以外…習慣の酒は人生を壊す。わしはそう思う。


 演技は、演劇は、映画は、観客の人生まで巻き込む総合芸術なのか、ただたんにそのとき楽しめればいいだけの商品なのか。
 わしは当然、総合芸術であることを意識してがんばれた者に軍配を上げるよ。なにせ往々にして実社会の善意はそちらのほうに積もるんだから。


 まだ闘うよ。わしは。
 自転車愛がある限り、酒も煙草も女も馬券なども買わずにな。真面目にやるよ。真面目の面白さってやつを記録してやる。

 城田優さん。
 上記の文章はあなたに捧げる。
 他人のために生きてやってくれ。
 自分のために死なないであげてくれ。
 悪感情の連鎖を食い止め、良感情の連環を拡げるために、わしも闘うから。



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