誰もがトラウマを抱えているというわけではない。しかしトラウマを抱えている人は結構多い。多分抱えていない人より多い。トラウマを持つ物皆それぞれにそれぞれのトラウマを抱え生きている。同じと言えるトラウマのひとに会えたら親友になれるかもしれないね。
 さて、トラウマは、見抜ける。
 一つの事実に対していくつもの矛盾せぬ言いようができぬひとは嘘で説得したいだけのウソツキである。それと同じようなものだ。

 おかしな行動をするひとの周りには、そのひとに違法行為で迷惑をかけている人がいる(いた)。

 間違いなくこれである。おかしな行動をしたひとがいても、そのひとがおかしいと短絡的に断じなければ、自然とそのひとのトラウマは見抜けるときがくる。あるいはトラウマが見抜けずとも、トラウマにいたずらに触れずに済む。
 これが僕がずっと実践してきた他者との関わり方である。
 トラウマなんて、抱えている人の責任であるわけがない。あったとしてもそれがそのひとのすべてではない。だがトラウマは考慮にはいれなければならない。軽視して無視してその人の苦しみをなかったことになどはできない。
 見抜こうとしなくていいけど、目を背けようとしてはいけない。
 そういうこってす。