徹底的に連れ去り別居の正当化をはかる嫁と渡辺晶子が180度の責任転嫁と精神攻撃をたたみかけてくるため、怒りと寂しさと悲しさとやるせなさと悔しさとつらさときつさと優しさと殺意と自制心とで泣きながら裁判所をでてきた。なんらかの証拠CDは、再生も返却もできなかったのでへし折った。
 ぐったりとまぶたも開けられず、運転席から動けずにいたが、まぶたの裏に広瀬アリスの顔が浮かび、ああ、そういえば巫女っちゃけん、という映画は、そのやるせなさを描いた映画だったなとおもうととりあえずまぶたが開くだけ開いた。
 けだるさときつさにかわりはない。
 女はプライドを傷つけられたらこうも非道な悪になるのか。あるいはプライドを守るためなら悪も見てみぬふりしてそのうえにあぐらをかくのか、この事件で思い知らされている。
 午後は午後で動く用事があるのに、身体には運転できるほどのチカラが湧かない。
 吐き気がする。
 頭が熱っぽい。
 悪いことを悪いと言わず、違法行為ですら自由意志のための後ろ盾とする大人たちに囲まれ、オレは毎晩死にたくなる。
 自殺したひとをして、迷惑だ、ゴミ袋に入って飛び降りるなら飛び降りてほしい、とか言ったひとがいた。そうじゃねえだろ。
 なぜ自殺せねばならなかったのか、そこに思いをいたすのは先ずはなんの躊躇もいらない義務だろ。


 また目が開かなくなる。
 なんとかブログに向かう。
 ここに、裁判所の駐車場にいてうごけないのは、裁判所に時間を提供されているかたちか。
 オレは、オレの白蛇様をまた輝かせる為に、太宰府に行かねばならない。
 自分を省みたり一貫性を証明できないひとたちを愚か者という。
 オレはお前らの悪の暴力に動かされるんじゃない。オレはオレの正義で動く。
 悪は、無視、責任転嫁、逆ギレ、揚げ足取り、挑発、そういったものをくり返す。
 オレはそいつらのそれらを許しはしない。
 オレはオレの幸福の波長で、そいつらの悪の波長をかき消す。悪を消す。
 そのために動くんだ。