クリスマス・エンド | 北の国から天鳳

北の国から天鳳

自分の打ち方を確立させるためのブログです。自分のミス、考えを人に見てもらい自分の恥部を晒すブログです(意味深)

世間はクリスマスで賑わってる中
私にとっては平日となん

かわりない今日この頃





ただ意外と思われるかもしれないが
何もないクリスマスは
10年とまで行かなくても

それぐらい久方ぶりである。


彼女と過ごしたり
友人とちょっとしたパーティーで
過ごしてただけに
今回何もないというのは

どこか心寂しさがある。





1人で思いふけてると

とある雀士のクリスマスに纏わる
体験談を思い出したのでお話します。



とある雀士  名前は

 

 

としよう。


数年前
Lには当時(25歳)付き合っていた

彼女さん(28歳)がいた
ただ遠距離恋愛で会うのは

月に一回、多くても二回
普通は会うのに待ち遠しくなるが


その頃、Lの麻雀熱が

高まっていて、毎日ネット麻雀、
毎週末は必ずセットを組んで
麻雀漬けの日々を送っていたそうで
そこまで寂しさはなかったようだ。



会う機会が少なかったカップルだが
その分、一日の遊ぶ質を高めて

旅行やイベント事と
アウトドアな遊びが多かった。

 

 

彼女さんと仲の良かったLは

本人曰く彼女さんは

結婚を意識してくれていたと

 

セット仲間に言っていた。

 



それを聞いた仲間達は

 

 

一番、結婚するの早いのLかもなー

と茶化されてる光景をよく見た。

その度に

 

「結婚かぁーするのかなー」

 

とLは返していた。

 

 

28歳の彼女さんと

結婚して子供を産むことを考え

逆算するともうそれほど年数はない。

 

同棲の話も出ており、

彼女さんはLの地元での

求人もちらほら探していたそうだ。

少しばかり焦りも見えてるように感じたが

本当にLとの事を考えていたように聞こえる。


12月に入りクリスマスまで

残り日数僅かとなり

彼女さんと遊んだ時に

色々予定を話していたそうだが…
Lはある事を決断をし伝える

 

 




それは














彼女さんに別れを告げる


当然、驚く彼女さん

 

「…何が嫌いなの??」




Lは



嫌いな所もなく、
価値観も合っていて

むしろ好きだよ 

 

でも今は遊んでいたい。
30歳まで遊びつくしたい」




と伝えた。


すると彼女さんは



 


「じゃそれまで待つから、いいでしょ?」

と言われたらしい。





その答えにLは

「その時にお互いが結婚したいと

思えれるか分からない
そうなってしまったら

妥協や同情で結婚する事になる。
今別れれば、来年から

新しいスタートで始めれる」


時が止まってるかのように

長い沈黙が流れる、

 



すると彼女さんから意外な言葉が







「じゃ、せめて25日に別れよう
クリスマス一緒に過ごして

 

 

 

それで別れよう」




泣き顔でぐしゃぐしゃになりながら

無理矢理笑顔をつくり必死に伝える。



「そうか・・・ありがとう」

とLが答える。


こうしてクリスマスに分かれる約束をする。


23,24,25日
に彼女さんが有休を取り
Lの地元へ遊びに。



23日は
買い物やゲーセンなど
遊びに遊びまくり
イルミネーションを観にいったりと
いかにも恋人とのデートをしたとの事。


24日、実質、恋人として
過ごすのは最終日

この日も違うところの
イルミネーションを観にいき
Lの家で2人だけの

クリスマスパーティーをやる事に。

 

 

サプライズでプレゼントを

用意していた事にお互い

 

 

「あ、別れるのに

プレゼントあるのかww」

 

とブラックジョークを言い合い

笑いながら驚く。

 




 

しかも互いに服をプレゼントという被り。

 

 




一緒にご飯を食べ、ゲームをし

バカみたいに笑う。

普段と変わりのない過ごし方

 

 

 

 

違うのは翌日に

恋人じゃなくなる事だけ。

 

 

 

 

就寝時に

 

 

彼女さん

「やっぱり気持ちは変わらないの?」

 

「ごめん…もう決めた事だから」

 

 

 

彼女さん

「本当頑固だよね」

 

 

とバカにしたように笑う。

 

他愛のない話、出会った時の話など

思い出話に花を咲かせ

気付けば外は夜が明けはじめていた。

 

二人はこの時間を惜しむように就寝。

 

 

 


25日、あまり寝れなかった2人で

忘れ物がないか念入りに確認していると

 

「私を忘れないように

下着置いていこうかな~?笑」

 

と茶化され

 

 

 



 

「いらんわ!!!」

 

 

と突き返すL

 

 

 



 

彼女さんは地元へ帰るのに駅に向かう。



Lは正直実感なかったそうだ。

本当にこれで会えなくなるんだ・・・?

自ら別れを告げていて…



そして電車が来た。


発車まで時間があるので

無言で電車を眺めている2人。

この数分がずっと続けばいいのにと

どこかで思ってしまった。

 

 




彼女さん

「じゃ…行くね」

 





「付き合ってくれてありがとう」

 

 





彼女さん

「めっちゃ楽しかったよ。

ありがとうね。」

 

 





いつもなら

「またね♪」


と言葉を贈るのだが









「元気でね」






もう会う事のない最後の別れ。
 

好きだけど別れる

好きだから考えた結果別れる

好きだけど結婚には至らなかった

好きだけど待たせたくなかった

好きだけど責任を取れる自信がなかった

 

この時から結婚に対して

真剣に重く変わったかもしれない。

 

 

Lは泣きそうになりながら

その場を後にする。

 

 

 

 

 





 

 

 

気付くと1人で雀荘へ行き、

5連勝をして、

帰りに寿司を食べて帰ったという。

 

 

 

 

以上がとある雀士Lのお話でした。

 

 

クリスマスクラッシュの

内容になってしまいました。

 

まぁ1人ぼっちでも

ケーキは食べたくなりますね

 

ではでは。