男子高校生の不毛な争い
どうも、シャチハタ丸です。
久方ぶりに龍さんとオヤツと会う機会が設けられましたから、龍さんの家まで少々のお菓子と炭酸飲料を持って遊びに行きました。
まあ、何をして遊んだってことは無いですが、龍さんの3人で結構定員ジャストくらいの部屋に入って自らの価値観を語り合っていました。
……とでもいえばカッコいいな。
実を言うと、そんなカッコいいものではなくて、自らの価値観の押し付け合い。言葉のドッジボール。
というか、もうこれ書いていいのかどうかすらわからねぇ。
女性についての話でした。
なんか、これ書いたらまるで僕が他の2人(ほとんどオヤツ)を悪く言っているように聞こえそうで……。
書きますか? ……書くよ、なんか怖いけど。
いやね、部屋に入ってからすぐにもう龍さんが何があったかどうか知らないけれども、
「オヤツは寝取り属性だ!」
とか言ってるんですね、何のことやらとか思っていたら、オヤツがなんだか知りませんけどもあまり否定しないので、
せめて寝取りが能動態なのか受容体なのかくらいははっきりさせておきたいと思いまして、訊ねたところ、
能動態な話であったので、僕もどういう反応をしていいのか困りました。
なんか、そんな話からいつの間にかその場にいない中学時代の友人……の彼女の話になりまして、
オヤツ曰く、「友達の家に行ったら座ってたからスカートを覗こうとしたら友人が全力で阻止してきた」と。
メチャクチャふて腐れていたんですけれど、どうしましょ。突っ込み所が多すぎてどうしようもない。
全力でその友達の正当性をオヤツに説明していたのですが、不動のオヤツ。
僕と龍さんと2対1になっても不動のオヤツ。こんなこと書かなきゃいけないから気が乗らなかったんだよ!
もはや仕舞いには「男と女なんて体の関係だけで充分だ!」とか開き直っていたのですが、駄目だ、怖くて目立たせたくない。
フォントでかくしたり色変えたりしたら友人の醜態が僕のブログを通じていろんな所に飛んでいきそうだ……。
もう手遅れか、そうですか。
で、その話から離れてから龍さんの想いを寄せている人の話になりました。どうやら後輩らしく、剣道をやっているとか。
剣道やっている女子は個人的にトラウマがあるからあまり聞く気がしないんですが。
余談としてですが、剣道を通して僕が今まで戦った中で最も強かった選手は合同練習の際に手合わせした女子でした。
後にも先にもあれだけ強いのはいないと思います。
話それましたが、龍さんの想い人の話というのは結構前から聞いていたのですが、最近アドレス交換をしたと聞いて、
オヤツが「そのアドレス教えて」となります。
教えてもらってどうするか、というのはお察しください。というか、もうすでにお察しの方もいるでしょうけど説明します。
要するに、龍さんが進展する前に奪ってしまおう。といったところなんでしょう。
しばしのオヤツと龍さんの交戦の後、オヤツは言います。「龍さんは彼女を作って何がしたいの?」と。
それに龍さんは「別に何もしたくないけど」と返します。
オヤツは「じゃあ何で龍さんは彼女を作ろうとしてるんだ?」などと言ったので、龍さんは少しだけ考えた様子で、
「好きだからさ……」と答えて押し黙ってしまいました。
なんかカッコいいなコノヤロー。
また友達の彼女は可愛く見えるなどと言い出したオヤツを何とかなだめようとしたのですが、オヤツ曰く、
一度でも彼女のいた奴は話に入れないそうです。
1ヶ月だけだったんだからいいじゃねえかよ。
オヤツ「―ご……」
ハタ丸「うん?」
オヤツ「―ご……」
ハタ丸「すまん、何て言った?」
オヤツ「アゴ!!(゜Д゜#)」
謎の反撃をされました。
アゴで悪いか、アゴで。失言しなかったら見てくれできやがったかチクショウ。
お前ら自分が注目している人だからいいだろうけど、いきなり面識も無いに等しいのが来たら結構大変なんだぞ!
……などと言うわけにもいかず。
見てくれと声の批判は反則だろと1人で凹んでいましたところ、オヤツが同好会か部活か何かで書いた絵を携帯に送られました。
ってか、これは送ってもらいました。凝視しました。話によるとその同好会で没絵か何かになったらしいんですが、
なるべくして没絵ですね。不健全。
これ、ブログに貼っていいのだろうか。駄目だよな、絵は上手いけど完全に不健全だよなこれは。
それでも見たい方は直接オヤツのところへどうぞ。
すごいよオヤツ、才能あるよオヤツ、言っててなんだが若干引いたよ。
そんなことを思っていたら、オヤツと龍さんがまた交戦に入っていて、
「大体龍さんがあんなものを見せるから俺がこんなんになったんじゃないか」みたいなことを言い始めまして、
おそらく、あんなものというのは龍さんの部屋に飾ってあった女の子とのツーショット写真なんですが、不機嫌げなオヤツが食って掛かります。
「嫌味か!」
などと言い放つオヤツに向かって今度は龍さんが前回とは打って変わってほとんど間をおかず誇らしげに言います。
「自慢だ」
もうこいつらいろいろとないわ。むしろ敬服する。
一撃で瀕死の重傷を負ったオヤツと、誰かとメールしながら会話するほどの余裕の龍さん。そして、ただ座っているだけのシャチハタ丸。
話のネタが尽きた所で引き上げさせていただきました。
あまりにもオヤツが賑やかで全く考えていませんでしたが、龍さんには頑張って欲しいものです。
まあ、僕は女性に告白したことは無いので残念ながら何も教えてあげられはしないのですが。
そんな、くだらない話と、ちょっとした恋話の後は……。
ツケで首が回りません。助けてください。
それでは皆さん、ごきげんよう。