マツヤマダッシュ
どうもシャチハタ丸です。
長かった2日間に終止符が打たれようとしていますが、この地元の大地で一日の終わりを過ごせることを感謝しています。
何言ってんだこいつ、ってなるのは無理もない。
今から話すからちょっと待ってくれよ。
ちょっと前に話はさかのぼりますが、僕の習い事、サークルみたいなものでしょうか。これで、適当に何処かの文化や特産品を調査する企画がありました。
で、これがどこへ指定とか無かったので適当に決めていくのかと思ったら、
ダーツで決めるらしく、
これに関する会議に参加できなかった僕ではなく同じ班になるであろう方が投げてくださったらしいのですが、
四国に当たりまして。
楽しい愛媛の島流し生活が始まるということになってしまったのですが、初めから終わりまで事細かに説明できないだろうと思うので、
大体のあらすじくらいをさらっと流して行きたいと思います。始めます。
1日目、7:05から駅を特急で出て行きまして、岡山駅までまっすぐと行くのですが、これが自由席だったものですから、
いきなり岡山まで立ちっぱなし。
確か、8:57くらいに岡山駅にたどり着いたので、これはなんとも難儀なことに2時間立ちっぱなしだった計算になります。
いきなり足が棒になりつつ、乗り換えの岡山から愛媛県松山市をつなぐ特急しおかぜのところへすぐに並びに行きます。
これにほとんど一番乗りで乗り込む。席も確保する。ここからがまた長いんですが、2時間と30分くらい。
正直思い切り寝てました。一応瀬戸内海の上を渡ったりもしていたんですが、席が内側だったので写真を撮っても映りが悪く、消してしまいました。
なので、写真も無いですが、とりあえず香川方面から経由して愛媛に入り松山駅にやってきます。
そこからさらに別の特急に乗ることここだけまさかの10分程度で伊予市に到着。
で、颯爽と出て行くのですが、なんだかどこかととても似ている駅前の風景。
うちの地元の辺でもこの風景見ました。レノア野郎の地元がこんな感じの街並み街づくりでしたっけ?
ちょっとだけこちらの方が古風ではありますが、そんなことはまあいいや。
早速探索を始めるのですが、とりあえずこの日に泊まる宿を見つけ出して、……見た目からすでに何か出そうな館ですけど。
そんな嫌な予感を初っ端から感じさせながら歩いてみると、うちの地元よりも明らかに田舎みたいな様子の商店街。
何か祭りの日だったようなのですが、これがとても祭りに見えない。屋台は結局駅に戻るまでに2、3個しか見ませんでした。
こんなのでは話にならないと思いつつ、駅の横の広場で昼食にたこ焼きだけ買って食う。(飯を食えそうなところが他に無かった)
そして、さらに探索開始なのですが、伊予港というものがあるらしく、そこに行ってみようということになりましたが、
これがなかなか遠かったりして、港だけ見たものの、漁港に行かないまま引き返したりすることに。
港には船とまりまくってましたが、漁港の方は見渡す限り釣り人ばかりでした。
で、これの後にでかい看板のある場所を回ってみる作業に明け暮れたものの、全部株式会社の本社だったりして、全員意気消沈。
というか、なんで会社の本社がたくさんあるのにこんなに田舎なのか。という疑問は今になってやっと思いつきました。
しかし、この際は歩くことしか頭に無かったので、そんなことも考えずに、それぞれ自由行動を開始することに。
僕は真っ先にちゃんと漁港まで行ってみたのですが、あいにく時間が時間だった為でしょうか?
釣り人しかいない上に漁港は閑散としていました。
やれやれと思いつつ、迷子になると言いくるめて渡してもらった地図を眺めると、地元にもありがちなスーパーが1軒だけありましたので、
とりあえずは情報収集がてらそこまでいくか、ということにしました。
で、とりあえず向かった先が。
遠い。
片道約40分くらいだろうか、そして見つけた馴染みのあるはずのスーパーはまさかのそこらへんの田舎スーパーと大差ない光景でした。
がっかりしながら飲み物だけ買って40分の道のりを帰って、5:00までに駅に戻らねばならないところ、4:00だったので、
まだこれでは終われないとばかりにちょっと聞き込み。揚げ物屋でから揚げ買いつつ店員の方に聞いてみました。
で、ここで得られた情報なんですが、
・花鰹(がつお)という特産品がある。
・栗も特産である。だが栗のシーズンは終わった。
・ビワもまた特産であるが、やっぱりシーズンが違う。
・ビワの葉を使ったお茶が特産品であり、これは店においてある可能性がある。
・店は、駅の横の町屋という市場のような所以外は特にない。
これらが、得られた情報であるのですが、まあ第一声に言いたいことは、
こんなに歩く必要なかったじゃん。
駅の横にしか売ってないのかよ。
とりあえず、港がある時点で海産物が特産品説が有力ではあると薄々ながらに気が付いてはいたものの、これは持ち帰れない。
食べてみればいいと言われるかもしれない、しかし、先程も述べたとおりに駅前以外に飲食店を探すのも至難の技なんです。
先程の馴染みのはずのスーパーを探した際にさらに数件発見したのですが、これらの中に海産物を取り扱っていそうな店はありませんでした。
花鰹は諦めて、シーズン外れの栗も諦める、ビワもまた同様。ビワ茶を探す他に何も無いといった所でしょうか?
駅の広場に戻ってきて、揚げ物を平らげて、すぐ近くにある地元の市場みたいな、町屋という商店に入れば、なるほど。あります。
家に帰ってから写真取りましたが、こんな感じのお茶が売ってありました。
こいつを確保して、購入。で、ここで友人とかに土産をついでに買ってしまおうと思ったのですが、
買いたい土産がない。
初めてのパターン。金が無くて土産が買えないのではなく、金を出して買いたいと思うような土産が無い。
高校生に渡しても問題ないような感じの土産が全く置いてない。むしろ、高校生の土産もこのお茶で済ませろというのだろうか?
……またまたご冗談を(笑)
もう野菜でもいいから適当に何か持って帰れるものとか無いのかと右往左往したその手に掴んだ物、
……サトイモって意外と大きいですね。この後、荷物の重量の30%を占めます。
家の土産決定。伊予市産里芋1個 ¥180
このやたら重い里芋の入った鞄を背負いつつ、一度宿に荷物を置きに行ってからまた食べに行くのですが、
あまりにも選択肢の少なすぎるこの地の飲食店で、宿の人にお好み焼き屋を勧められましたので、行ってみた所、
うどん屋とお好み焼き屋が隣接していて、この旅をやたら僕にとって快適にしてくれる後輩の「炭酸」君がうどん屋が良いと言うのでうどん屋へ。
昼がたこ焼きでしたから、まあなんとなく言いたいことはわかります。
そして、うどんを食べることになったのですが、硬いです。コシがあるとかないとかそんな時限の話ではありません。硬いんです。
店出た後に炭酸君も「あんまり美味しくなかった」とこぼすくらいです。
香川があるから四国のうどんはどこでも美味いと思ってしまっていたのでしょうか、不覚。
そんなことがありつつ、朝飯のパンを夜のうちに買っておかねばならないので、ちょっと歩き回って、周りの連中が昼見つけていたコンビニへ。
ここで色々買いつつ、宿に戻って、やっぱりすることない……。
ふと見た棚の飾り物であるダルマ+日本人形=和製マトリョーシカ(別に中身カラではない)みたいなのがメチャクチャ怖いです。
ついでに、その棚に何個か引出しがあったので引いてみたりしたら、最下段の引出しがとても心臓に悪かったです。
引いてみたらドミノのようにパタン。
慌ててもとの態勢に戻しておきました。
そんなことをしながら、暇つぶしつつ、その日は就寝。
この旅館の写真は撮っていませんが、「恐くて」撮れませんでした。申し訳ありません。
2日目、朝起きて飯食って7:39分に伊予市駅を出て松山駅に8:00くらいに到着。
最初の駅から眺めた愛媛の県庁所在地はかなり米子に酷似していました。電車で20分なのになぜ伊予市があんなにもアレなんだか。
そんなこと思いつつ歩き始める僕らにはもの珍しい物が横切っていきます。
これのせいで横走ってるバスがカラッポだよ。
乗らなかったけどね。
そんなこと思いつつ、商店街みたいな所に着いたものの、そこいらが開店10:00くらいばかりでして、付いたのは1時間前。
散々暇潰して10:00くらいにやっと自由行動。炭酸君と服見に行ったりしてました。
楽器屋とか、武道具売っている店も探したけれど、この辺にはどうやら無いみたいです。
しかし、感心するのが、商店街の普通の通りみたいなのと、大通りのような物があることでありまして、
大通りの方は短いですがとても綺麗で見た目だけなら大阪の心斎橋といい勝負だと思います。
絶対的に人が少ないのは、まあ仕方が無いだろう。それでもうちの地元よりずっと多いから文句も言えそうにない。
そして、なぜ松山これで伊予市(ry
炭酸君が服屋で服見ている間に僕は他にも雑貨屋とかに行っていたんですが、なにせ地元まで半日掛かるので、じきに集合時間。
急いで集合場所に戻り、駅に向かって歩き始めますがここでも炭酸君がお役立ち先導してくれます。
看板見つけてそちらの方面に歩き出すのですが、
看板が間違ってたらしく
真反対方向に引き返すことになりまして、時間が足り苦しい状況になってしまいました。というか、松山駅まで遠い。
ついでに、JR松山駅というものと、路面電車の松山市駅というのがありまして、紛らわしいことこの上ないです。
そんな中を必死に歩き、というか最後には結構走って電車に乗りました。
この状態をマツヤマダッシュと言います。
しかも、僕と炭酸君は、荷物をロッカーに預けていたのでそれを取る分、なおさら多く走る羽目になりました。
乗った後も、連結した電車だったものだから香川行きと岡山行きに別れることになる為、車輌を移動したりもしました。
そして、15:11頃に岡山駅について、また30分後くらいに普通列車に乗り、岡山のまた別の場所で乗換えをして、
やっと地元に帰る特急へと乗り込んでから、ようやく戻ったのが、18:00くらい。
そして、書き留めたのは1:25。
限界です。もう、駄目だ。
みなさんもお体に気をつけてください。それでは皆さんごきげんよう。


