No. 162: 作ってみよう | Rusty Skull のブログ

Rusty Skull のブログ

2015年3月から2年間ザンビアでボランティアとして活動。日常と非日常の記録。
現在と回想の混合。


↓地平線。山無し。平ら。

ザンビアの地元料理では、主食はンシマ。トウモロコシの粉を熱湯で練って作ります。(柔らかいパン+固い粥)÷2=ンシマ。湿り気の多い蒸しパン。違うかな。でも、まあ、そんな感じ。

ンシマを作ります。在ザンビア1年6か月にして、初の挑戦です。

材料は、トウモロコシの粉と水。粉は単純にミルミルと呼ばれます。Milled Mealかな? コーンスターチと何が違うんだろう?
買ったのは一番小さな袋。でも2.5kgあります。外装にはSuperfineと表示されていますが、結構粗い。見た目の粒度には、かなりバラつきがあります。粗いものだと50メッシュか、もっと粗いか。
CornMeal

まず、鍋に湯を沸かします。職場で尋ねてみると、沸騰させた湯に粉を入れるという人がいる一方で、沸騰させる前に入れるという人もいます。配属先の受付のオバサン(いつものことながら、私よりずっと若い)は、沸騰前派。料理が上手そうなので、この意見を採用。
量の加減が全く分からないので、とりあえず水の量は200gです。多いかな?少ない?
湯に粉を入れて、攪拌しつつ沸騰させ、練る。
Nsima1

途中でで粉を追加。加熱継続。練る練る。ンシマ作り専用の木のヘラがあるんだそうですが、スプーンで代用。曲がりそう。更に粉を加え、ぐるぐるグルグル。
Nsima2

何となくまとまり、完成。水200gに対して、使った粉は79gでした。最初に粉を入れてから、ここまでで13分間。
Nsima3

副菜は、昨日作った鶏肉のカポナータ風。鶏肉と夏野菜をたっぷりのオリーブオイルで炒め、白ワインビネガーと白ワイン、缶詰トマトで煮込んだものです。今回も水を使わず、かなり濃厚ですが酸味が効いたサッパリとした仕上がり。淡白なンシマにも、良く合います。
ChikenCaponata


今回、ンシマは水と粉だけで作りましたが。調理中に塩を入れたり、乾燥した野菜の葉を加えたりすることもあるようです。それなら、ナッツやドライフルーツを入れても面白いかも知れません。


先日、ザンビアで活動中の隊員が日本に出張した折、自宅に立ち寄り、ンシマとザンビアの料理を作ったというブログを見ました。その記事をきっかけに、作ってみました。


普段、自宅の食事では、米を炊くことは滅多にないし、パンを買うこともほとんどありません。「主食」の無い食事が常となっています。食べるのは、山ほどの野菜にたっぷりハーブを効かせた塩味の薄い、こってりしたシチュー/スープ。
主食を作らないのは、作ると食器も調理器具も使う数が増え、後片付けが面倒だからという単純な理由です。今まで、ブログで和食がほとんど無いのも同じ。和食はどうしても品数が増えます。焼き物があれば、漬物も欲しいし、ちょっとした煮野菜や小鉢もいるし、椀もいる、と言う具合。単身生活で、そんなに手間をかけたくない。


以前同僚に、ミルミルの「breakfast」表示の有る無しの違いについて尋ねたことがあります。彼の話によると、breakfastと表示されている物の方が精製度合いが高く、純粋のデンプンに近い。表示のないもの方が安価であるが、実はこちらの方がミネラルや繊維分が多いので、健康には良い、とのことでした。
今回買ったのは、breakfastです。小さな袋は、breakfastしかありませんでした。

ということは、粒度の違いはあるにせよ、breakfastミルミルの方がコーンスターチに近いんだろうか。ただ調べてみると、「コーンスターチ」にも色々と種類があるようです。その他に、コーン粉もある。こっちは、イエローコーンで作った粗い粉で、コーンブレッド用とある。分からん。今度じっくりと調べてみます。


残ったミルミル、いつまでも放って置くわけにも行かず、どうしよう。パン、お菓子、、。


↓ どこかで1クリック