No. 149: 予備実験・生麩 | Rusty Skull のブログ

Rusty Skull のブログ

2015年3月から2年間ザンビアでボランティアとして活動。日常と非日常の記録。
現在と回想の混合。


↓地平線。山無し。平ら。

まだ、自宅待機中。

投票から3日目。156ある選挙区の内、69の選挙区で結果が公表された状態。
数名の大統領立候補者がいますが、実質的には、現職と対立候補の二名の争いです。開票当初は、対立候補が優勢でしたが、現時点では現職がリード。ただし僅差なので、これから先どちらにでも転びそうです。

ということで、たまに庭を散歩するだけで、終日家の中にいます。台所のレンジを磨き、流し台を磨き。洗濯をし。
そうだ、麩を作ろう。ふふふ、、、。

麩はグルテンで出来ています。最近は、グルテン・フリー・ダイエットなどもあり、どうも良い印象が無いようですが、健康人にとって、この手のダイエットは、余り意味のあることでも無さそうです。

材料には、小麦粉を使います。できれば、蛋白質を多く含む強力粉が欲しい所ですが、手元にはクッキー用の薄力粉しかありません。自宅待機中なので、買い物にもいけない。仕方がないので、「予備実験」として、薄力粉で作ってみます。

材料。薄力粉100g、水70g(74gになってしまった)、塩少々。以上。
RawMaterials

材料を全部混ぜて、捏ねます。粘りが少し物足りないような気がしますが、とりあえずラップで封をして、冷蔵庫に。
Dough

2時間後冷蔵庫から取り出し、ボウルに水を張って、揉み洗い。途中で、白濁した水を数回入れ換えます。
BeforeWash

20分後、水の濁りが無くなりました。随分小さくなっています。重さが32gになっていました。
AfterWash

取り出して、手で少し形を整え、熱湯に入れます。3、4分で浮かんできます。
もっちりした食感。確かに生麩だ。麩、そのものはほとんど無味。
Boiled

【結果・考察】
薄力粉で生麩を作りました。薄力粉100g+水70gで、生麩32gを作ることが出来ました。

小麦粉は10%前後のタンパク質と、同程度の水分、微量の脂肪、ミネラルを含み、残りの部分、全体の3/4程度が澱粉で出来ています。強力粉はタンパク分が多く、薄力粉は少ない。今回は手元にあった薄力粉を使いましたが、グルテンだけを使う麩には、無駄が多くなるので、原料として良い選択ではありません。

タンパク分を除いた小麦粉が「浮き粉」で、これは透明な餃子の皮などを作るのにに使われます。
今回、麩を作るのにタンパク分だけを取り出し、あとは捨てています。グルテンの塊を洗い出した後の濁った水を静置し、澱粉を回収して乾燥する手間を掛ければ、浮き粉を得ることができます。

機会があれば、強力粉で生麩を作ってみます。いつのことになるか分からないけど。

↓ どこかで1クリック