私のブログをご覧のみなさま、いつもたくさんのアクセス、コメント、いいねをしていただき、誠にありがとうございます😄💕❤
花怜のバッサリ体験録⁉の第17章の後編ができあがりましたので、投稿させていただきます。
なかなか遅々として進まない上に、作成中の原稿(記事といった方がいいのか)が消滅するというアクシデントに見舞われる中、何とか復元にこぎつけることができました😅💧今、使ってるスマホも1年と7ヶ月になりますが、まだ大丈夫だとは思うんですが、たまに電源が落ちるようになったなぁ……😰💨
それでは、始めさせていただきます。

「花怜ちゃん❤お湯加減、熱くないですか?」
花怜の髪をシャワーで濡らしながら芽愛が聞くと、
「大丈夫です♪熱くありませーん❤」
花怜がにっこり微笑みながら答えた。
「じゃ、シャンプーしていきますね~♪」
と、適量のシャンプーを手に取って泡立て始める。プルメリアの甘い香りがほんのり漂ってくる。やがて芽愛の掌で泡立てられたシャンプーが、ふんわりと花怜の髪を包み込み、芽愛の優しい指遣いが心地よく頭皮を刺激する。本格的なカット前──舞彩にバッサリ粗切りされた後に1度シャンプーしてもらっているので、今度は軽く流す程度なのだが、
ああ……気持ちいい……😌❤
うっとりした表情を見せながら目を閉じる花怜に、
「舞彩さん❤もいいけど、芽愛さん❤のシャンプーも気持ちいいでしょ😃💕❤」
念のため(?)、夕夏に羽交い締めにされた状態で亜沙美が言う。
「……ん……とっても気持ちいい……舞彩さん❤も、芽愛さん❤も最高……❤」
目を閉じたまま、いかにも気持ちよさそうに話す花怜に、
「へぇー、そうなんだ……♪じゃ、今度カットに行ったら、舞彩さん❤にカット前のシャンプーしてもらおうっと……♪」
で、お流しは芽愛さん❤ね、と夕夏が言えば、
「じゃ、あたしはシャンプーしてもらいに行くわ❤」
花怜も負けじと予約めいたリピーター宣言をする。
「もうっ、2人ともズルいっ‼ あたしだって1ヶ月後にカットしに行くんだから……」
さらに亜沙美までもがリピーター宣言するや、
「……1ヶ月後って、亜沙美……あんた、ずっとショートボブでいるわけ……⁉」
今度ばかりはお祖父ちゃん怒るわよ……と、花怜が驚いたような顔をして聞くと、
「大丈夫♪1度ここまで短くしたんだもの、元の長さに戻るまで、それこそ1年や2年じゃ利かないわ😁💦」
ようやく夕夏の羽交締めから解放された亜沙美が、ひらひらと手を振りながら、
「それに髪を伸ばしていくのには、こまめに毛先のカットが必要だって言えば、怒る理由なんて見当たらないでしょ😉❤」
我ながら名案と言わんばかりに片目を瞑ってみせる。
「ホント……あんたって言い訳の天才ね……😅💧」
夕夏が呆れたように肩を竦めてみせると、
「それを言うなら、他人(ひと)を煙に巻く天才よ」
芽愛に髪をクシュクシュしてもらいながら花怜が、すかさず混ぜっ返してみせる。
「もうっ!他人を悪者みたいに言って😡💨」
亜沙美がプッと頬を膨らませてみせるも、
「悪者じゃない~♪」
花怜と夕夏が、すかさず突っこみを入れると、シャンプー台の中が、明るい笑いの渦に巻き込まれる。その横で、
「あらあら……どうしましょ😅💦あたしたちモテモテ❤みたいよ、芽愛❤」
舞彩が冗談めかして肩を竦めてみせると、
「ほんと美容師としての冥利に尽きるわ……❤」
芽愛も、花怜の髪を優しく泡立てながら頷いた。
プルメリアの甘い香りが漂う中、
……ほんとにこのお店に来てよかった……😌💕❤
と、花怜は心の底からそう思った。
そもそものきっかけは、亜沙美がバッサリイメチェン💇🔃✨──つまり亜沙美が髪の毛の寄付のため(本当は前々から切りたくてウズウズしていた)、それまでのロングからショートボブに変身したことにある。その亜沙美の策謀(?)のおかげで、花怜自身もバッサリイメチェン💇🔃✨を体験するはめになったのだが、まさかこれほどまでに和気藹々とした楽しい時間を過ごすことになるとは思ってもみなかった。花怜がいつも通っている美容室💇は、決して愛想が悪いわけでもないが、むしろ業務優先って感じで、『今日はどうなさいますか?』、『痒いところはありませんか?』といった必要以上の会話がほとんどなかったから、カットの最中も、ずっと雑誌を読んでいることが多かった
(いつも毛先のカットだけというせいもあるが……)。
しかし、この2人の美容師──舞彩と芽愛と知り合えたおかげで、これまで抱いていた美容室💇でのイメージは、いい意味で裏切られたと言ってもいい😄💕❤
……ま、その点は、亜沙美に感謝しないとね……😌❤
良く言えば、とにかく明るいムードーメーカー、逆に悪く言えば、おっちょこちょいでお調子者の親友のおかげである。
「それじゃ、花怜ちゃん❤流しますね~♪お湯加減、熱く感じたら遠慮なく言ってね」
「はーい❤」
芽愛がシャワーの栓を捻り、掌でお湯の温度を確かめた後、花怜の髪の毛を包んでいるシャンプーの泡を流し始めた。
……ほんとに気持ちいい……😌💕❤
あったかいお湯が、芽以の指先が、優しく髪を洗い流していくのを感じながら再び目を閉じる花怜。カット後のお流しをしてもらうこと自体初めてであったが、まさかこれほどまでとは思いもよらなかった……。
……なんだか魔法にかかったみたい……♪
舞彩に粗切りしてもらった後に1度シャンプーをしてもらっているので、今度は軽く流す程度だったが、それでも花怜は芽愛の優しい指遣いの虜になってしまっていた。さすが亜沙美がぞっこん惚れ込んでしまうだけのことはある。
もっとも『知らぬが仏』、亜沙美がぞっこん惚れ込んだもうひとつの理由と、それに巻き込まれた夕夏のことは知る由(よし)もなかったが……😅💧
やがてシャワーの音が止まると同時に、乾いたタオルで頭を包まれた。
「はーい、花怜ちゃん❤お疲れさま😌💓椅子、起こしますね~♪」
あらかじめ示し合わせていたのか、シャンプー台の椅子が起こされると同時に、亜沙美が白いネックシャッターを、夕夏がピンクのシャンプークロスを取り去った。どうやら2人とも舞彩と芽愛の真似をしたかったみたいだ。
……ったく、2人とも好きなんだから……😅💧
心の中で苦笑いしながら、花怜が椅子から立ち上がると、
「ささ、花怜さま❤カット椅子までご案内いたしますね~♪」
すかさず亜沙美がその右手を取った。
「もうっ、そっからそこまでなんだし、子どもじゃないんだから、ひとりで行くわよ!」
いかにも子ども扱いされる恥ずかしさから、反射的に花怜が亜沙美の手を振り払おうとしたが、
「まあまあ……そう邪険にしないで、あたしも付いてってあげるから……♪」
それこそ相乗りモード全開で、夕夏が左手を取り、来た時とは反対方向──カット椅子まで導いていった(引っ立てられていったという方が正しいかもしれない😅💦)。
「ああんっ💦舞彩さん❤、芽愛さん❤っ💦」
無駄だと思いつつも、2人の美容師たちの方を振り返る花怜であったが、
「よかったわね♪花怜ちゃん❤優しいお姉ちゃんたちがいてくれて……😉❤」
ピンクのシャンプークロスをスタンドハンガーに戻しながら芽愛が言えば、
「あたしたちもすぐ行くから、いい子にして待っててね❤」
舞彩も、にっこり微笑みながら軽く手を振ってみせる。
……やっぱし……😢💧
ある程度の予想はしていたが、いざそうなると自分の抵抗が空(むな)しく思える花怜であった。
「はーい♪花怜ちゃん❤この椅子に座ってね😉🎶💕❤」
亜沙美がそう言って、花怜を真ん中のカット椅子に座らせると、夕夏が花怜の肩に掛けられていたタオルを取って、自分がされていたように前タオルの状態にした。
「ふふっ、そういう恰好の花怜❤って、なんだか赤ちゃんみたいでかわいい😊💓💕❤」
わざと“お姉さん”ぶって言う2人に、
「もうっ😳💦」
と、頬を膨らませてみせる花怜だが、実のところ、それほど腹立たしいとも、恥ずかしいとも思わなかった。むしろ嬉しさにも似た思いの方が勝(まさ)っていたと言っていい。
舞彩にカットしてもらってる間じゅう、あれこれと話をしてるうちに、花怜の中で何かが変わったというか、何かに目覚めたというべきか……⁉
それまで“イジられキャラ”であることに対して、何か引け目にも似たようなものを感じていた花怜であったが、自分は自分──つまり、都築花怜は都築花怜であり、他の誰でもない。八木亜沙美にもなれなければ、菜月夕夏にもなれない。大事なのは、自分が自分らしくあることなのだ。
“イジられキャラ”であることは、決して悪いことでもなければ、恥ずかしい😳💦ことでも何でもない。むしろ、誰からも愛されているという証明と言ってもいい。
母親の怜奈はもとより、亜沙美や夕夏、朋美や蘭子たちクラスメイトに、余りある愛情を注いでもらっている😊💕❤例えそれが、一風変わったものであったとしても、自分は他人が羨むほどまでに愛されているのだ……😄❤
……ママにも、亜沙美や夕夏にも、他のみんなにも、感謝しないとね……😌💕❤
そんな花怜の心の奥まで見透かしたのか、シャンプー台からやって来た芽愛が、花怜の頭を包んでいたタオルを外すと、
「それじゃ、花怜ちゃん❤髪を乾かしましょうね♪」
鏡の横に掛けてあるドライヤーを手に取った。
「亜沙美ちゃん❤も、夕夏ちゃん❤もご苦労様😄💕❤後は、お姉さんたちに任せてね😉❤」
と、舞彩も、亜沙美と夕夏をそれぞれ両隣のカット椅子に座らせる。
……いよいよなのね……💓
ドライヤーのスイッチが入る音を聞きながら花怜は、鏡の前に置かれた充電式の小型のバリカンを見て、まだ体験したことのない未知なる領域に思いを馳せていた。


                                                         (つづく)  

いかがでしたか?スマホの電源が落ちたことによる、原稿の消滅というアクシデントにもめげず、いよいよ最終章へと繋がります。
思えば、1年以上にわたって一緒に過ごしていると、なんだか寂しい気がしますが、折を見ては、夏祭りやハロウィン🎃企画等で登場させてあげたらいいなと思ってます。

1日遅れになっちゃいましたが、七夕🎋Ver.でいってみましょう~♪
まずは花怜ちゃん❤の織姫さま😌💕❤
ちょっと!作者さん❤織姫は織姫でも、これって織姫違いじゃないの……💦
そうそう❤本家本元の織姫さまは、このあたしですよ~♪
ちゃっかりしてるね😅💦亜沙美ちゃん❤
作者さん❤こっちにだって、織姫さまがいますよ~♪
おおーっと‼ イメージカラーのブルーの織姫さまに変身の夕夏ちゃん❤とうとうコスに目覚めたか……♪