ひっさびさに本の話しです( ̄▽ ̄)







ご存知、第153回芥川賞受賞(`・ω・´)/
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹の初の小説




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「火花」




(ネタバレ有りですのでこれから読もうとしている人はご注意!)




単行本が発売されて2年ほど経っているので今更感ハンパないですが。。



ふふん、何を隠そう小説は文庫版しかほとんど買わないんですよ。


通勤の電車内で読むことが多いので、単行本だと重いし、値段も高い…(^◇^;)



ので、
文庫版が出るのを待っておりましたー!






この「火花」は結構楽しみにしていたんですよ



というのも何年か前に又吉が書いた文章(書評か何か?)を本屋で立ち読みしたんですが、自分の家族を紹介する場面が面白くて思わず吹き出してしまったことがありまして


最近でも又吉が書いた新書「夜を乗り越える」を立ち読みしたんですが、30分ぐらいずっと読み耽ってしまいました。(買えよ `・ω・´)/





そんな訳でこの「火花」は期待していたんです
(火花はちゃんと買いました ^^;)







ストーリーは若手お笑い芸人の苦闘の日々を綴ったもの…



ということで笑い満載の抱腹絶倒ものを予想していたんですが、、



序盤こそ、

「太鼓の太鼓のお兄さん♪」だとか


メールの最後にわけわからん一言添えるのが可笑しかったのですが…



終盤になると、






ぐぬぬぬぬぬぬ……全然笑えん!




主人公の徳永(=又吉?)のセリフや考察に心をえぐられました(((( ;°Д°))))




「全てが間に合わなくなることを、心底恐れていた。」


「一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。」


などなど…





でも自分が思うのは、

(もちろん結果が出る・努力が報われる、ことに越したことはないんですけど…)
たとえ一生報われないとしても、それでも平然とやる。やり続けたい。
そう思えるものに出会えることは幸せなんじゃないかな。。
と思ったりしますがね












そしてそしてラストは破滅に向かうのかな?と想像したんですが、、、
希望がもてる終わりかたで、北野武監督の映画「キッズ・リターン」を思い出しました(´∀`)





 



いやはや、笑えんけどよかったわ
又吉の書く文章は凄い!








ちなみに文庫版に同時収録されているエッセイ
「芥川龍之介への手紙」
こちらには思わず「プッ」と吹き出すシーンがありました!さすがですね ε-(´∀` )








2作目の小説も今から楽しみです。