空からシャワーのように降り注ぐ、
枝垂桜。
桜前線を追いかけて、北へ。
春風がとても心地よい散歩道。
桜の香りに包まれるかのように、
ねこちゃんもまったり。
生まれたての木々の葉の彩。
みんなの心が踊る、春の訪れです。
枝垂桜の散歩道。
陽射しで彩りを変えていく桜の下には、
笑顔が溢れていました。
ひらひら枚散る花びらを浴びながらの、
3㎞に1,000本の枝垂桜並木の散歩道。
桜のトンネルに歓声が響きます。
人力車、
そして、ゆるやかなカーブを描く散歩道の途中にはきれいに磨かれた蒸気機関車が
桜に包まれて、静かに休んでいます。

そうです。
ここは、しみじみと線路跡。
福島県喜多方市。
昭和59年まで、国鉄日中線が走っていました。
瞼を閉じると、蒸気機関車の走る音が聞こえてくるような、そんな想い出に浸る桜なのですね。
 

信号機のような案内板も。
いい仕事してますね。
ちなみにいらない情報ですが、
日中線は、廃止の頃には朝1往復、夕方2往復の運転でしたので、「日中走らぬ日中線」なのでした。

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心が満たされた後は、
お腹へのプレゼントを。
喜多方駅前で、喜多方ラーメンをいただきました。透き通ったスープを飲み干さずにはいられません。

それにしても素晴らしい桜。
さあ、一歩前へ。
新しい季節の始まりです。

花も団子も欲張りに。
昭和の心も体も満たされる、日中線記念自転車歩行者道の枝垂桜並木でした。