夕凪、南房総。凪いだ海へ。真っ直ぐ伸びる桟橋。夕陽を浴びながら、すべてが輝き出す時間。だんだんだんだん、陽が落ちてきて。少し寂しくなりました。ここは南房総市富浦の原岡桟橋。全国でも数少ない木製の桟橋が残っています。ここが東京湾だなんて。信じられないほどの心地よさ。日頃の行いが良ければ、この先に富士山が見えたのですが…。陽は沈んでしまったけれど、勇気を出して行ってみましょう。来たかったのは、このトンネルの先にある、このトンネル。燈籠坂大師の切通しトンネル。ミステリアスな切通し。パワースポットだとか。でも、夜はやっぱり怖いですね。それに、さっぱり絵になりません(笑)……………………………………………房総はよそゆきではない、さりげない魅力に溢れています。桟橋で調子に乗りすぎて、出直しの錆びた鉄でした。