時が止まっていました。
1978年5月20日、成田空港が開港しました。

それを記念して、京成電鉄は旧成田空港駅(現東成田駅)のスカイライナー専用ホームへ入場できるイベントを開催しました。京成さん、ありがとうごさいます。
先着1,000名に配られたこのポストカードが、ホーム入場の許可証となります。

まずはコンコースへ。
広告等がそのまま残ります。

案内標はオレンジ色で統一されています。
ホームはスカイライナー専用が一本、一般電車用ホームが一本の計二本でした。一般電車用ホームは現在も東成田駅として、芝山鉄道とともに使用されています。

いよいよ、今日1日限り解禁の旧スカイライナー専用ホームへ。
興奮する私の目の前に、いきなり明治ブリックの広告が登場。

出口。
向こう岸は現役の東成田駅です。
スペーシア。躍動が加速します。私もドキドキです。
シンプルに「上野方面」。
会議机のような、一昔前のベンチ。
おっとお宝?
平成23年11月発売の週刊少年ジャンプが放置されてました。なんだなんだ、あとで置かれたもののようですね。

壊れた番線標。
廃墟感にワクワクします。
成田新幹線用に作られた線路を使って、空港ターミナルビル直結の成田空港駅が平成3年、空港第2ビル駅が平成4年に開業しました。東成田駅は空港駅の名を譲り渡して今日に至るのです。

その空港第2ビル駅と東成田駅とは500m程の地下通路で繋がっています。
この無機質な通路は、現役なのに廃墟感が溢れています。現実逃避して、自分を見つめ直すには最適の場所です。

喧騒に包まれる現世へ。
空港第2ビル駅の改札です。
よく見れば、かつての成田空港駅で用いられていたオレンジ色が、成田スカイアクセスの案内標に引き継がれているではありませんか。

成田空港40歳。空港輸送も40年。
在来線最速のJAPAN SPEED160㎞!スカイライナーも40年で三代目です。
ターミナルビルに直結の新駅に、スカイアクセス線の開通と。進化し続ける空港輸送40年。
京成電鉄が社運をかけた空港輸送。
これからも進化し続けることでしょう。

昭和は遠くなりにけり。

京成電鉄さん。
昭和な旧成田空港駅を見せてくださって、本当にありがとうございました。次は博物館動物園駅の解禁を心より期待しています。