いすゞ。
ゞですよ。
ことし 還暦を迎える現役のボンネットバスが走る町。
町はホンモノ。
バスもホンモノ。
町の方々の温かなお手振りに涙腺が熱くなります。
このまーるい後ろ姿が、
愛しくて愛しくて。
車内もこんなにステキな空間なのです。
記憶の中にしかなかったものが、現実となって目の前にあるのです。
ドラえも~ん、ありがとう!
と叫びたい程、童心に還りました。
赤く光るものがパッタンと出てきたら、
ウインカーです。
先頭座席のパノラマは、ボンネットの鼻先が案内人。
ここ、豊後高田は、昭和40年に鉄道が廃止され、当時の駅前を中心に栄えた町並みが、瞬間冷凍されたかのように、今も健在なのです。
人々の暮らしの中を、
ボンネットバスが、ゆっくりと走り抜けて行きます。
バスは座席定員制で、しかも無料です。
それにしても、この丸く愛らしいデザイン。
心のそこまでシビれるようです。
バスといえば、バスガイドさん。
軽快な語りで昭和の町を案内してくださいます。
昭和100%。

やっと辿り着いた昭和の町。
どうかこのまま、時計の針を止めたままにしていただけませんでしょうか。