白くて四角い世界に閉じ込められてしまったような通路を抜けると、
真っ赤な三角屋根が迎えてくれました。
遠鉄電車、西鹿島駅。
大きな貫通幌が特徴的な連結部分。
ちょっと前の営団地下鉄千代田線を思い出す造形です。
浜松市内を南北に走る赤い電車は、市街地に入ると単線ながらも立派な高架線が続きます。
新浜松駅に到着する、その時。
可愛らしい電車が迎えてくれました。
スゴいんですよ、遠鉄電車は。
時刻表をご覧ください。それはそれは美しい、12分ヘッドの運転です。
遠鉄電車の最古参。しみじみ眺めておこうと思います。
本当は、この電車が走る音を聴きたかったのです。吊掛式モーターの唸る音を。
横の方向幕がまたしびれます。
改札機のこの角度、タッチしやすいですね。
それにしても、なぜいつも駅から出るときはこんなに名残惜しいのでしょう。
浜松駅に着きました。
遠鉄電車が元気に走る、浜松市。
公共交通が元気なのは、まちが元気な証ですね。