「この風景が大好きなんです。」
案内をしてくださった天竜浜名湖鉄道の営業課長さんの言葉に涙腺が熱くなりました。
博物館のように、わざわざ保存したものではなく、
大切に使い続けて来たものなのです。
人の温もりがあります。
洗濯機は最近のものですが、建物はそのまま。
機関士さんたちが煤を洗い流したお風呂もそのまま残っています。

国鉄時代のヘッドマークが、
お風呂場にたくさん並べてありました。
給水塔。
蒸気機関車で使う大量の水を供給しました。

鉄の香りがする天竜二俣駅の広い構内には、
蒸気機関車時代の空気が未だに流れています。
ホームにも、そんな温かさが残っています。


片隅には、自由に乗れるトロッコが。
そして、それらを見守り、司る駅舎。

少しだけ、街に出てみます。
どんな風景が待っているのか、楽しみです。