懐かしい未来へ、里山トロッコ。

養老渓谷駅。

里山トロッコが到着しました。

絵本からとび出してきたような汽車です。

カタン、カタンと。
さあ、出発。

菜の花畑には沢山のカメラマンが並んで、里山トロッコを待っていました。

そうですね。
この風景を眺めるのも幸せですが、
この風景の中をトコトコ走る里山トロッコを眺めるのもまた、幸せですよね。

養老川を渡ると、下からヒンヤリと川風が。


素掘りの切通しは、清水が湧き出でて。


トトロの駅。
上総大久保駅に着きました。

絵本の中に迷いこんだようです。

沿線では、沢山の人たちに手を振っていただきました。
それだけで目頭が熱くなるのは、なぜでしょう。


トンネルに入ると、壁がよく見えます。
闇が素敵な世界を創ります。


月崎駅に到着です。
地元の皆さまがリフォーム中。
何が始まるのか、楽しみです。


向こうの黒塀に囲まれた空間は、広ーいトイレです。恥ずかしい方のために、カーテンが付いていますよ。


途中の里見駅で、はとバスツアーの団体さんが降車されましたので、車内がガランと。


上総久保駅。
大きな銀杏の木が寄り添う、小さな駅。

この、高さ２０メートルほどの銀杏が真っ黄色に染まる季節にまた来たいですね。


レールが緩やかな弧を描き、上総鶴舞駅に着きました。

この風景にいつまでも浸っていたいと思いました。

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上総牛久駅に到着した里山トロッコは、息つく暇もなく向きを変えて、沢山の人たちが待つ下りホームへ。

首を長ーくして待っていた、ホームいっぱいの人たちを、まるでサザエさんのエンディングのおうちのように吸い込んで。

懐かしい未来へ。
里山トロッコはまた里山に帰っていきました。

つっぱってる大人も、ここなら遠慮なく童心に返ることができそうです。
里山トロッコさん。これからも私たちの夢を乗せて、走り続けてくださいね。