千葉県勝浦市。
勝浦駅から昔ながらの商店街を歩いていくと…、

見えてきました。

遠見岬神社の石段60段に1,800体の雛人形。

かつうらビッグひな祭り2017。
(2/24~3/5でした。)

荘厳な雛壇です。

遠見岬神社は歴史ある神社で、由緒は初代天皇の時代まで遡ります。

町に出てみましょう。

江戸時代の勝浦は繁栄し、「勝浦三町江戸勝り」と言われました。輪島、高山と並ぶ日本三大朝市に数えられる勝浦朝市は400年以上の歴史を持ちます。

町をあげてのおもてなし。

地元の皆様の温もりを感じます。
早咲きの桜もあって、あったか南房総。


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勝浦漁港から無料のシャトルバスに揺られて、勝浦市芸術文化交流センター「キュステ」へ。
「Küste(キュステ)」はドイツ語で海岸。üを笑顔に見立てて、ステキな名前ですね。

ホールのひな飾りに圧倒されました。

そして一体、一体が、優しいお顔。

ご当地雛も各地から集まっています。

江戸時代から、

明治、大正、昭和と。

その時代に思いを馳せながら、

まわる まわるよ 時代はまわる
別れと出逢いを繰り返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ

人生は旅ですね。
日々の仕事や暮らしも晴れたり曇ったりで、旅そのもの。
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昨日で東日本大震災から6年。
千葉県も被災地です。
忘れたいことも忘れてはいけないことも、話し合える日にしたいですね。

まわる まわるよ 時代はまわる
喜び悲しみ 繰り返し

時代が変わって、形は変われど、子どもの健やかな成長と明るい未来を描いて、受け継がれていくひな祭りの伝統。
大切にしていきたいですね。

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さて、勝浦駅に戻ってきました。

駅の階段も雛壇に。

臨時特急「かつうらひな祭り号」で帰りましょう。
普段は日光へ向かうこの車両は元成田エクスブレス。ふるさと千葉にお手伝いにきて、ひな祭りカラーとよくマッチ。ちょっぴり誇らしげに見えました。