飫肥駅にて優しい陽射しを浴びながら。
アテンダントさんや地域の皆様からの温かなおもてなし。

(南郷駅から飫肥駅まではこちらです。)

海幸山幸号はしばらく海から離れて、里山風景の中を走ります。




JR九州の最長直線区間に入りました。
夕靄の中をひたすらに、トンネル含めて一直線。
入江の多い海沿いでは、こう真っ直ぐには進めないですね。

お楽しみ、アテンダントさんのイベントタイム。観光列車の大きな魅力ですね。


この車両は、台風被害の影響で惜しまれつつも廃線となってしまった高千穂鉄道(国鉄高千穂線)からJR九州が購入し、海幸山幸号に改造されたものです。
神の住む山から海沿いに降りてきた列車が、神の名をうけて再び走り出したのですから、私はこれも、神話だと思うのです。

などとぼんやり考えながら。

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南郷で買ったお菓子を食べつつ、

車内で買った宮崎の地ビールで、
ちょっぴり昂ってみたりしているうちに、

車窓は日南海岸へ。

鬼の洗濯板は、
満潮を迎えた波を刻んでいました。
鬼の洗濯ですね。



夕靄が淋しさを連れてきました。

窓枠がまるで映画のフィルムのよう。
車窓は映画ですね。

大淀川を渡れば、
宮崎市街に入ります。

この橋を渡れば、
また一つの旅路が終わります。

終点、宮崎に到着しました。

神話の旅路へといざなう。
アテンダントさんに心から感謝です。

映画のような車窓がとても印象的な、
海幸山幸の旅路でした。