ふしぎな岬でホッとコーヒーを。ホッとする。ひとの温もりが残る器に、おいしくなーれ、おいしくなーれ。心のこもった一杯が注がれて。テラス席は岬。なんにもなくて、風の音と、波の音と、自分の心の中の音。映画「ふしぎな岬の物語」の舞台となった、岬の喫茶店。吉永小百合さん。素敵ですね。無になる時間って、とっても大切です。どこか遠くの、見知らぬ岬に迷いこんだような、ふしぎな岬。突き当たりは、東京湾。本当に、ふしぎな岬。千葉県鋸南町の明鐘岬にて。