尾道の猫さんたちとお話をしながらの町歩きの続きです。

あなたの眼差しが捉えたものは…、

石段の町並み越しの尾道水道。


街角ごとに、猫さんたちのコンシェルジュ。



猫さんのオススメ。
しみじみと風景を眼に焼き付けて、


段々をのんびり下ってきたものの、名残惜しく振り向く踏切。


歩いて、歩いて、また名残惜しく振り向いた踏切。


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心を切り換えて、前向きに。
昭和の香り溢れるアーケード街へ突入。

毛糸やさんの看板は、毛糸!


乳母車店が。
くれぐれもベビーカーではありませんからね!素敵です。


アーケード街にある銭湯。
「一緒に出ようね。」って言ったのに、いつも私が待たされて。石鹸がカタコトなりそうです。


レディでナイスなんです。


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アーケード街からも脱出したくなくなりましたが、心を切り換え、前向きに歩みを進めてみました。

見上げれば尾道城。
これは実在しなかったお城で、昭和37年に博物館として建てられたものです。風景に馴染まないなあと思うわけですね。既に廃墟となっていると聞けば、廃墟好きな私には興味津々ですが、登頂するには時間切れなのです。残念。




気を取り直して前向きに。

なにやら物憂げな女性。東京から尾道へ帰って来たこの女性がこう言いました。

海が見えた
海が見える
五年振りに見る
尾道の海はなつかしい

「放浪記」より。

そんな、林芙美子さんの像です。


旅は道連れ世は情け。
私の放浪記で人の心を動かすことはできませんが、せめてその時、その土地での一期一会を記憶の片隅に忍ばせて、向き不向きより前向きに、これからも歩いていこうと思います。

尾道にて。
錆びた鉄の錆び落としでした。