午前9時、門司港駅。
土砂降りの雨。

レトロで素敵な駅舎は、現在改修工事中。
今はこの雄姿を観ることはできません。仮囲いが外される時が楽しみですね。

門司港駅は九州の鉄道の起点。
保存された懐かしい腕木式信号機。


九州の電車はカッコいいですね。


こちらは関門連絡船への通路跡です。
関門トンネル開通以前は、ここから連絡船で本州へ渡ったのです。


戦時下の覗き窓が密かに残ります。


木製の改札も残っています。





この水飲み場は門司港駅開業の頃に設置されたものです。
特に終戦後の復員や引揚の人達が、門司に上陸して安堵の思いで喉を潤したところから、「帰り水」と呼ばれるのだそうです。

門司の水を旅人に。
開業以来、今も現役で旅人に潤いを届け続けているなんて、感動です。


旧洗面室の手洗いには、素敵な蛇口が残っています。


懐かしい風景も飾られています。


気分はすっかりタイムトラベラー。

時間軸が歪んでしまったかのような錯覚。




こんな旅は、二人旅の方がいいのでしょうね。

たまにはホームシックな門司港駅でした。