1957年生まれの青ガエル。

懐かしい東急電車。
最後まで生き残った現役の青ガエル1両が熊本を走っています。

けろけろけろっぴのようで。
…そういえばかつて、ケロロ軍曹のラッピングを施していたことがありました。

愛嬌たっぶりのおでこ。

本当のチャームポイントはこのあたりかも。

切妻のお背中はこんな顔していて、平面ガエルなんて呼ばれているそう。ぴょん吉様ですね。肥後の国に嫁ぐ際に、嫁入り道具として運転台が付いたのです。


正面を車内から見た図。
まるで、けろっぴの着ぐるみを被っている気分。いえいえ、着ぐるみの中には人はいません。夢が入っているんです。


この長椅子も懐かしいものとなってきました。最近はバスでも見なくなりましたね。


窓の小さな一枚扉。
裾があんなに丸まっていて、可愛らしいですね。


正しい網棚。
最近は網ではないですもの。


懐かしい広告がそのまんま残る吊革。


どれだけ多くの人をのせて走ったことか。
このハンドルもまもなく役目を終えます。


2016.2.14ラストラン!


だけど、安心してください。

とにかく明るい熊本電鉄の顔として動態保存されることになったそうです。


熊本電鉄の拠点、北熊本駅のケロヨン駅長。ちゃんとキップ買ってケロヨン。なんて言っているかどうか。熊本電鉄ホームページによると「コロ駅長」と仰るそうです。


青ガエルからバトンを渡されるのは、東京メトロ銀座線の車両。
渋谷でお馴染みだった顔ぶれが、時代を超えて熊本に居並ぶ姿。


かえるの歌が聴こえてくるような、青ガエルのやさしいお顔。
その活躍される姿から元気をいただきました。ありがとうございました。

この風景が見られるのも、2月14日まで…。引退フィーバーがやって来るその前に、静かにお見送りしてきました。