我が家にくるみがやってきてもうすぐ4年が経とうとしている。
いつまでも我が家の末っ子で、ワガママでヤキモチ焼きで、自分本位で性格の悪い、
なんかいいとこなんかひとつもなさそうにさえ思えるくるみである。
そもそも、わたしは当初、フレンチブルドッグには何の興味もなく、イヌと認めることすら憚られるほど、
フレブルに全く興味がなかった。
フレブルを連れている人を見かけると、人の好みはそれぞれだなぁ、と思ってしまうほど、
はっきり言って一度もかわいいと思ったことがなかった。
それが、あることがきっかけでくるみを我が家に迎え入れることとなり、初めて抱っこした日、家に連れて帰った日、ラスティと会わせたとき…。
かわいいのかどうなのか、全くわからなかった。
そのときのわたしに感情はなく、とにかくこのエイリアンみたいな生物が家族になることを精一杯受け止めようとしていたように思う。
可愛かろうが可愛くなかろうが、とにかくこの子を送るまではきちんと面倒を見ようと、そういう類の使命感に燃えていた。
これまで触れたことすらない珍種であったため、腹の膨らみが変すぎて動物病院に連れて行ったりとか、皮膚が弱いと聞いていたので、おできを見つけて先生にすぐさま相談したりと、ラスティとは違った「てんやわんや」っぷりだった。
ちなみに、カエルみたいな腹の膨らみっぷりは普通。おできはゲンタシン塗ったら簡単に治った。
実家に帰って両親と初めて顔合わせしたとき、こんな生物が受け入れられるのか心配だったが、ラスティの時より受け入れがよく、イヌが怖くて嫌いなおばあちゃんまでもがくるみを気に入ってくれた。
今ではしばらくわたしが実家に帰らないと、
「くるみちゃん来んかなぁ」と言ってくれている。有難いことである。
おばあちゃんはわたしよりもくるみちゃんに会いたがっている、という部分に関してはなんとなく引っかかるモノがあるのだが…。
さて、ここまでの経過をおさらいしてみると、わたしはサイテーな飼い主なんじゃないかとすら思えてくる。
しかし、そんなバクチみたいなカタチから始まった我々のカンケイももうすぐ4年。
相変わらず性格の悪さを存分に発揮し続けているくるみが、今となっては可愛くて仕方がない。
そして街でどんなにブサイクなフレブルを見かけようとも、ブサイクだってわかっているのに可愛いと思えるようになった。
ペットショップでも他の犬種そっちのけでフレブルを見つめ、その子が💩でもしようものなら、踏んづけないよう応援する始末である。
先日、コンビニへ立ち寄ったら仔犬の本が売っていて、立ち読みだけで済ませようと思ったのに、フレブルの仔犬のあまりの可愛さについ購入してしまった。
使命感だけで迎え入れられたくるみがいま、こんなダメダメな飼い主との生活を楽しんでくれているのなら、わたしは本望である。