

自分の流す涙で溺れそうになる。 そんなドラマ「あいくるしい」。
再放送なので今更ですが、これがもう毎回、すごいんですわ。
確かに泣かせネタ満載で、冷静で客観的に見れば、そんなことないのかもしれない。
しかし、神木隆之介が出てくるだけで我が涙腺はいとも簡単に決壊してしまうのである。
この小さな子役のナレーションにでさえ、飲み込まれる。
彼について言えば、もはや演技の域を超越した、かわいいとかうまいとか、
そんな陳腐な表現、一瞬で吹き飛ばすぐらいものすごい仕事をしてくれているのだ。
素直で純粋で軽やかで自然体。
子役特有の「カメラのこっち側の大人たち」や「台本」の存在を全く感じさせない。
うそ臭さや、やらされてます感が全然ない。
まさに、彼こそが神童。
観ていて涙が枯れてしまうのではないかと毎回思うのですが、人のことはさんざん泣かせておいて、
彼の役どころは「涙が出ない」悲しい体質の男の子。
余計に泣けるわ。 あぁ、考えただけでまたこみ上げてきた・・・・・。
A・M