今回はロシア語から少しそれます。


全国通訳案内士の一次筆記試験は以下の5科目からなります。


外国語(選択)

日本地理

日本史

一般常識

通訳案内の実務


私が受けた時は5つ目の科目「通訳案内の実務」はなかったので、ここでは日本地理、日本史、一般常識に限って私が取った試験対策を参考までにお話しします。


実際試験勉強を始めてみると3科目の準備に大半の時間が取られ、本命のロシア語に全く手が回らないと言う本末転倒な事態に陥りました。事実私は受験1年目の一次筆記試験で日本語3科目は合格した一方、肝心のロシア語が不合格でした。しかし、翌年は3科目免除によりロシア語だけに専念することが出来たお陰で

一次筆記試験合格→二次口述試験合格


と、2年目に合格することが出来ました。今思えば、この順番が当時の私にはベストだったようです。しかし、それほど3科目は大きな負担になりました。


参考までに私なりの勉強法をご紹介します。


【地理】

ハロー通訳アカデミーのサイトから無料のテキストを全て印刷してひたすら資料を頭に叩き込みました。


各都道府県の名所、登録世界遺産、有形文化財、ジオパーク、食文化、伝統工芸、歴史背景、姉妹都市を結んでいる外国の都市、輩出した総理大臣や著名人等等。。


またインターネット上の大学受験生用一問一答地理クイズの類を見つけ、暇さえあれば携帯で解いていました。


【日本史】

こちらもハロー通訳アカデミーの全資料を印刷、ひたすら暗記しました。私自身が大学受験時に日本史を選択していたのでやりながら昔の記憶を辿る楽しさが湧いてきて比較的楽な科目でした。


時代ごとの政権、実力者、中国・朝鮮大陸との関わり、文化、等等

社会背景→暴動等→新政権樹立→もたらされた民衆文化

など、流れで覚えること。


特に大政奉還後の日本史は最も複雑です。

1885年に内閣制度が出来てからの

歴代総理大臣の名前

出身地

出来事

時の外務大臣

語呂合わせを使って必ず覚えましょう。


またこちらもインターネット上の大学受験生用の一問一答日本史クイズのサイトを暇さえあれば解いていました。


【一般常識】

こちらもハロー通訳アカデミーの全資料を印刷、ひたすら暗記しました。3科目のうち、この一般常識だけが日本と言う枠にとらわれない為、非常に範囲が広く底なしに感じられました。日本史とも被りますが、特に戦後の日本を取り巻く国際情勢は非常に複雑ですから小さなノートに流れを整理し、常に携帯していました。

またこちらでもインターネット上の大学受験生用の一問一答政経クイズを暇さえあればいつも解いていました。


一日一教科と決めて、来る日も来る日もテキストや自分のメモをひたすら何周、何十周も解き続けました。


以上、

ありきたりな内容ですが、1つ言えるのはハロー通訳アカデミーのテキストをとにかくフル活用させて頂いたことが勝因だと思います。(ちなみに、私は3科目とも買った参考書はゼロです。過去問をアマゾンで数冊買っただけで、費用は5,000円程度でした。)


この試験は難問奇問が多く、私自身も1年目の試験の直後はあまりの手応えの無さに意気消沈し、こんな試験じゃ対策の立てようがないと嘆きました。しかし、難問奇問は出来なくて当たり前、肝心なのは基本的な問題を落とさないこと。満点を目指さず及第点を目指す。独学でも試験突破は可能と思います。

また普段からニュースを見て色んな分野にアンテナを張ること。試験勉強中は忘れがちですが、私達がこの試験に合格した先にあるのは日本の歴史文化をロシア語で伝えることです。日本に来たロシア人もただロシア語がうまい人より、日本文化のプロに案内して欲しいと思うはずです。この3科目はそのための最低限の基本知識なのです。何事もそうですが、人間一生勉強、受かってもやはり毎日が勉強の連続です。