雨に濡れ
しなだれ 乱れる 萩の花
 
うなだれて 涙を隠す
君のおくれ毛に 
重なりて
後悔ばかりが 茂りゆく

嫌いならば 気ににも留めぬ
自分の情けなさゆえ
君に 触れることも
寄せる想いも 言葉に出来ず
うらはらな態度で
君を泣かせてばかりいる

あぁ 
萩のように 可憐な君よ
しなやかで 伸びやかで
柔らかで 暖かで

素直にもなれない
勇敢にもなれない
堂々ともなれない

こんな情けない自分に
差し出してくれる手に

振り向くことも
触れることも できず

ただ 頑なに 傲慢に
断り続ける 愚かさよ

歪んだ自尊心が
君の優しさを踏みにじる

萩の花よ
どうか 僕などにかまわず
香りも高く 咲き誇っておくれ

その艶やかな姿こそ
なによりも 君にふさわしい 萩の花

2012.H24.8.11.saturd