壁紙を貼り替え、

部屋がガラッと変わった。

・・・とはならなかった。
 

壁一面をスチールラックが占めている。
これまで壁面収納として、
当たり前のように使っていた。
それが、壁紙を変えた途端、

銀色のメッキが、

やけに目立つようになっていた。

 

ここだけ変える。
そんな話ではなかった。

加工以前に、

この部屋に合わせて、

組み直すところから始めなければならない。
ラックは他にも10台以上ある。

パーツを使い回すなら、
全部ばらして組み直すしかなかった。

 

ためしにパーツを調べてみた。

〇径25mm

ポール30本(700mm~2300mm)

シェルフ30枚(900mm~1200mm)

〇径19mm

ポール24本(150mm~2100mm)

シェルフ16枚(500mm~840mm)

バー・網20枚

 

・・・

覚悟を決めて、

片っ端から、

分解しサイズ別に並べる。

出した荷物で床が埋め尽くされていく。

 

ポールを長さ別に整理していくと、
発売時期によって

連結ジョイントが違うことが判明した。

一番古いのは20年以上前の物。

仕様が変わっていても不思議じゃない。
特別なジョイントが届くまで、

作業を中断する。

その間、部屋を整理して、

仮の生活環境をつくる。

組み立てる。

気になる箇所が出てやり直す。

荷物を戻して使い勝手を確認する。

一箇所直すために全部をばらす。

他のラックで足りないパーツが出る。

棚の数を変更する。

スリーブがどんどん割れていく。

ひとつ完成する度に別のアイデアが湧いてくる。

一からやり直す。

 

気づけば、
立体パズルになっていた。

 

 

 

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