照明については、
一切考えてなかった。
天井には、
乳白色の潰れた球体のような照明が
設置されている。
壁紙が、
光の色によって変わることに気づいてから、
照明器具自体が気になりだしていた。
インダストリアル系の照明器具は、
ペンダントライトが多かったが、
レールライトにピンときた。
フォルムが無骨で控え目。
空間の邪魔をしない気がする。
数を増やせば光量も調節できる。
”コレだ”という確信があった。
照明の記事では、
間接照明の方が雰囲気が出るとあった。
そういえば、
カメラ撮影の時、
ストロボを天井に向けて、
光を柔らかくするのを思い出した。
スポットライトを上に向けて、
天井を照らすアイデアが浮かんだが、
反射された明るさがイメージできない。
試しに、手元にあったクリップライトで、
天井を照らしてみる。
隅を照らすと、部屋が広く見える気がした。
レールライトにつける照明器具は
コスト的に5灯買うことにした。
明るさが若干不安だったが、
多少薄暗いほうが、
雰囲気が出るような気がした。
・・・
届いた器具一式を設置し、
点灯した途端、思わず声が出た。
天井からの柔らかい光が
部屋の隅々を照らしている。
カフェやバーの感じを思い出した。
壁紙サンプルを見ると、
さっきまでと別物に見えた。
照明が壁紙本来のポテンシャルを
引き出しているようだった。
・・・
空間は照明で決まる。
壁紙より先に照明だった。
今なら、それがわかる。
これで、
安心して壁紙を選べる。
◀ 前の記録を読む
【壁紙を選んでいたはずが、照明の話になっていた - 壁紙の張り替えで前提が崩れた話】
