手すりの間から
見えてしまっている。
フェンスが完成した。
しかし、
視界を遮れていない。
ここを埋めなければ、
終われない。
フェンスができた途端、
手すり周辺が気になりだした。
とはいえ、そう単純な話ではない。
手すりは出っ張っている。
木材で塞ぐというわけにはいかない。
閉塞感が出る可能性もある。
ただ視線を遮ればいいという
問題ではなかった。
しかし、
意外と早く解決した。
ホームセンターで見つけた、
フェイクグリーンのガーデンフェンスが
この状況にピッタリに見えた。
1枚ではすかすかだったので、
2重に重ねる。
さらに、葉の位置も調整して、
できるだけ隙間がでないようにした。
至近距離では見えてしまうが、
離れれば見えない。
適度に陽も入り、閉塞感もない。
よりガーデンテイストが出た。
最後にフェンス天辺に、笠木を設置すると、
そこにはひとつの空間ができていた。
フェンスが馴染みすぎて、
これがベランダの完成型とさえ思えた。
ここまで3ヶ月。
道具もノウハウも何もない状態から
手さぐりで進んできた。
何回も壁にあたり、
諦めかけたことも1度や2度ではなかった。
ここまでこれたのは、
引っ越してハイだったからだと思う。
常時ゾーンに入っていた気がする。
寝ても覚めても、フェンスのことしか
考えてなかった。
季節は3月の始め。
外は真っ白に覆われている。
これまでの作業を思い返し感慨にふけるも、
同時に意識は室内に向いていた。
どの部屋でも見かける白い壁紙
古さが漂う設備の数々
バラバラなトーンの家具類
主張しすぎる電化製品
未開封の段ボール
改めて見ると、
ノイズだらけだった。
その中で、ベランダのフェンスだけが
異質な雰囲気を放っていた。
▶ 次の記録を読む
【最初の一手が決められなかった - インテリアDIYで最初に触れた場所】
◀ 前の記録を読む
【手すりに合わせていたら終わっていた - ベランダDIYで後から気づいた話】
