ベランダ編⑬
 

フェンス側面がなにかおかしい。

 

この違和感はフェンス正面のときもあった。

仮組みが終わった側面部に

水平器を当ててみる。

・・・前方に向かって傾いていた。

 

家のベランダは、横にも前にも

傾いているようだった。

しかし、

この展開はもう経験済み。

水平に組み直し淡々と、

ビス打ちを行っていった。

正面と側面の木口を合わせてみると、

ピッタリだった。

 

・・・

その時、心がざわついた。

別のシナリオもあったのでは・・・。

 

以前の工程を振り返ってみた。

フェンス正面を水平にしたときは、

仮組みをやり直し、

支柱の高さを継ぎ足した。

余計な工程が増えた。

 

水平にしたからといって、

正解という確証はなかった。

ただ、

手すりに合わせた場合、
基準がひとつ増える状態になる。

作業を進めるほど、
どこに合わせているのかが曖昧になる。

 

手すりに合わせるという選択肢も

当然ありえた。

でも、

側面も手すりに合わせていたら、

両方の木口部分の角度が揃わなかったはず。

そうなった時点で、

完成したフェンスをすべて解体して、

仮組みからやり直すしかない。

ビスを打とうとすると、

先に開けた穴とぶつかる。

 

たったひとつのズレが、

全部やり直しになる。


その場面が一瞬よぎった・・・。

 

 

 

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