(本記事は乃木坂ちゃんとは一切関係ありません)
ディープインパクトが逝去しました。
個人的には、今年一番ショックなできごとです。
今春は体調不良で20頭程度しか種付けできなかったという話は聞いていましたが、まさかこんな大ごとになるなんて思っていませんでした。
競馬を知らない人でも名前くらいは聞いたことがあると思います。
日本競馬史上、最強馬は誰だと思いますか?
と競馬ファンに質問すれば、まず間違いなく一番多く名前のあがってくる馬です。
彼がすごかったのは、競馬を知らない人でもレースを見れば「すごい!」と思えるところ。
ディープ現役当時、僕は大学生だったのですが、日本ダービーの翌日に後輩から興奮気味にこんなことを言われたのを覚えています。
「○○さん!昨日、ニュースでダービー見たんですけど、ディープインパクトってすごいんですね!僕でもすごいことがわかりましたよ!」
日本の競馬史には名馬がたくさんいます。
オグリキャップのように、誰にも真似できないスポ根ストーリーで感動できる馬、
テイエムオペラオーのように、地味だけど王者の風格漂う粘り強さを持った馬、
サイレンススズカのように、この瞬間だけは絶対こいつには勝てないなと思わせてくれる馬、
色々いますが、
競馬ファン以外の人が見ても、ほぼどのレースでも「この馬すごいな!」と思える馬はそうそういません。
それは、ただ単に派手だったというだけではなく、記録が証明するように驚異的なものでした。
また、
「サンデーサイレンス最高傑作」
「近代競馬の結晶」
と謳われるように、サンデーサイレンスの来日で幕をあけた日本近代競馬の中で、
ディープインパクトの残した功績は計り知れないものがあります。
平成以降の現代日本競馬を作り上げたのは、サンデーサイレンスですが、
そこから「日本産」を広く知らしめるのに大きく貢献したのはディープインパクトです。
現役時代の成績も規格外な上に、種馬になってからもトップに君臨し続けるなんて馬、僕は他に知りません。
「父内国産馬」など、もはや死語ですよね。
そして、お金の話以上の問題では当然ありますが、経済損失だけで言っても種付け料で年間100億とか稼ぐ馬ですから、
その仔たちの付加価値や、将来種牡馬になったであろう馬が誕生しなくなることを考えると、数千億レベルの損失と言っても過言ではありません。
何より、ディープの血を引く未来を担うサラブレッドが、本来ならばまだ千頭単位で誕生したであろう仔たちが、もうこのさき生まれてこないことは、大げさではなく世界競馬にとって大事件なのです。
本当に残念でなりません。
関係者の方々の無念は痛いほどわかります。
最後までご尽力くださり、ありがとうございました。
心からお悔やみ申し上げます。
ディープインパクト、ありがとう。
