れいかの出演しているミュージカル 「レベッカ」の東京公演がスタートしました。
 
医者からの謹慎期間も終了したので、観に行ってきました。
 
image
 
れいかが演じる「わたし」は、大塚千弘さん、平野綾さんとのトリプルキャスト。
 
ミュージカルは久々でしたが、普通の舞台とはまた違った魅力があり、やはり歌で圧巻されるシーンは鳥肌が立ちますね。
 
ダンヴァース夫人が劇中に何度か歌う「レベッカ」は本当にすごかったです。
 
今回は6列目と席もとてもいい場所で拝見できたので、余計に迫力が感じられたように思います。
 
image
 
また、個人的にはストーリーも非常に興味深いものがありました。
 
image
(HPより)
 
ミステリーになっているので、原作を読んでいない方がストーリーは楽しめると思います。
 
話自体は三人姉妹のように難しい話ではなく、とてもシンプルでわかりやすい。
 
台詞も「え?今のどういう意味?」というものはありませんでした。
 
が、いったい誰が正義なの?という観点でいうと、場面が進むごとに複雑になっていく。
 
主観をどこに置くかによって、正義の居場所もまったく変わってきます。
 
普通、物語の中で何かしらの争いや対決が起こったときって、見ている側は無意識にどちらかを応援していると思うんです。
 
ベマーズとポラリスの試合はきっとベマーズ頑張れって思っていた人が多いだろうし、
 
桃太郎と鬼が戦っていたら、桃太郎が勝った方が喜ぶ読者は多いだろうし、
 
ヤムチャと天津飯が戦っていたら、とりあえず主人公側に付いているヤムチャを正義として見ると思うんです。
 
でももしベマーズが勝てたのは、実はキレイがもんじゃ焼きを食べにきたときに、
 
ななまるのお母さんが密かに毒を盛っていて、キレイの体調が万全じゃなかったからだと知ったら、
 
「え?いや、初森公園守れてよかったけど…え?」ってなるじゃないですか。
 
そんなようなモヤモヤです笑。
 
※「レベッカ」に毒は一切登場しません。
 
image
 
このミュージカルを観終わったあとで、「一番悪いのは誰だったと思いますか?」って聞いたら、
 
人によって色んな答えが返ってくるような気がします。
 
(まあこの質問も「悪い」が何的に悪いのかによって分かれると思いますが)
 
予備知識も何もなしに行ったので、もしかしたらそういうのが狙いなのかもしれません。
 
それと、各登場人物の正義の置きどころや本心の場所がハッキリしない部分もあったのですが、
 
そのあたりも観る側の捉え方で変わるような気もしました。
 
歌にしびれるのはもちろん、ストーリーの内容にも魅了される素晴らしい作品です。
 
チケット余っているのかよくわかりませんが、ぜひ興味を持たれた方はご覧になってください。
 
P.S.
 
金髪れかたんがお人形さんみたいでクソカワでした(*´ω`*)
 
image