(千秋楽が終わったのでネタバレありです)
「嫌われ松子の一生」わかつきの千秋楽に行ってきました。
赤と合わせると3回目でしたが、観るたびに新しい見方ができて、より深く理解することができました。
終わったあとは、スタンディングオベーションに。
わかつきが最後に舞台上で少し話をしてくれました。
安堵感からか、最後の挨拶で噛むという可愛い一面も( ̄▽ ̄)
彼女が引っ込んで明転してからも、しばらく拍手が続いていました。
★2時間で30年を演じる
この舞台は、場所と年齢が何度も移り変わります。
昭和46年@中州 23歳
昭和49年@雄琴 26歳
昭和49年@三鷹 26歳
昭和58年@銀座 36歳
昭和63年@府中 40歳
平成13年@足立 53歳
23歳から53歳まで、川尻松子という1人の人間の30年間を2時間で表現しなければなりません。
これはすごいことです。
映像作品ならメイクも時間をかけられますが、舞台ではそうはいきません。
数十秒後には10歳老いていないといけないのです。
これを、れいかもわかつきも見事に演じ切りました。
例えば同じ色気でも、23歳のときには23歳の若い色気が、36歳のときには36歳の大人の色気が出ていました。
本人たちが22歳ということを考えると、せいぜい素でカバーできるのは26歳くらいまででしょう。
36歳以上とかもはや未知の世界のはず。
それをあの短い時間の中で巧に表現するとは。
2人とも、本当に素晴らしい女優さんです!!!
今回の舞台を通して、本人たちも大きな成長実感があるのではないでしょうかo(*゚▽゚*)o
ちなみに、プリンシパルとヴァンパイアの再演を除くと、わかつきの出演した舞台作品はこれで7つ目ですが、自分は松子が一番好きです。
★なだぎ武さんのアドリブ
なだぎさんが、毎回アドリブをぶっこんでくれました。
劇中に登場する松子のセーターに編まれた「T・M」の文字。
本当は「徹也・松子」のイニシャルなのですが、これを毎回なんの略かアドリブでボケてくれるのです。
ちなみに今日のやりとりは少し長めでしたw
な「T・M?なんの略だ?さては『つまるところ、真面目人間』か!真面目な人間に(トルコ嬢が)できるわけねぇだろ!フィンランド民謡とか歌ってみろ!…ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ♪」
わ「…人違いです」
な「人違い?人違いってなんだよ、俺はお前に話してるんだよ。じゃあロボットダンスやってみろ。ウィーンガシャ、ウィーンガシャって」
わ「…それは、私です」
自白w
やってくれるかもと、ちょっとだけ期待もしましたが松子は踊らずw
また、途中で北海道から松子に電話をかけてくるところでは、毎回乃木坂の曲を使ったアドリブを入れてくれました。
今日は、
「一方的に俺の想いだけ伝えて悪いな。なんていうか、気づいたら片想い」
でした。
ちなみに土曜は、
「天気がいいから太陽にノックしてくるわ!太陽ノック!」
でした。
(その直前に、「毎日雪が降ってる」ってセリフがあるのにw)
れいかとわかつきのことだけでなく、他のメンバーまで入れてくるあたり、なだぎさんの愛を感じずにはいられません。
きっと色々調べてくださったのでしょう。
今回共演した男性陣6人(本人たちは「とりまくおっさん達」と言っていますw)。
みなさん本当に素敵な演技をされる上に、れいかとわかつきへのやさしさがひしひしと伝わってきます。
僕がお礼を言うのも意味がわかりませんが、どこかで機会があればぜひ感謝の気持ちを伝えたいです♪( ´▽`)
★映画版との違いについて
実は昨晩、中谷美紀さん主演の映画版も拝見したのですが、描かれる視点が舞台とはまったく異なっており新鮮でした。
なだぎさんの演じた赤木とか、一切重要な人物として描かれていません。
また、舞台だとトルコ嬢時代の様子が丁寧に時間を割いて表現されているのですが、映画はかなりあっさりしています。
松子の人生において、トルコ嬢だったことは重要なファクターだと思うのですが…意外でした。
また、面白かったのは映画版を観ることで、初めて意味の通じた舞台版のシーンがあったこと。
実は2箇所だけ、どうしても舞台を観ていて理解できない部分がありました。
1つ目は、最後に松子が幻の両親に向けて「クミばっかり見ないでよ!」と叫ぶシーン。
舞台には登場しませんが、松子にはクミという病弱な妹がいて、父親は妹ばかり可愛がるんですね。
それで松子は、父親の愛を受けずに育った(と思っている)という背景があったようです。
「クミ」が人の名前なのかすらわかりませんでした^^;
もう1つは、刑務所から出るとき、36歳の松子がなぜか美容師の免許を持っていたこと。
逮捕前には持っていなかったのになぜ。。。
と思っていたのですが、映画を観て服役中に取得したものだとわかりました。
おそらく原作を読むとさらに理解できる部分もあるのだろうと思います。
映画も2時間で表現しないといけないから、だいぶ端折ってるでしょうからね。
というわけで、さっそく買ってきました♪( ´▽`)
乃木坂ちゃんは経済を動かしています。
★大千秋楽は玉砕
わかつきの千秋楽を観て、無性にれいかの千秋楽も観たくなり、急遽当日券にチャレンジしてきました。
土曜は30人程度しかいなかった当日券の列は、大千秋楽だけあって200人ほどに^^;
んー、これはさすがに無理だろうなと思っていたのですが、案の定くじはハズレでした。
当選率はおそらく5%くらいではないでしょうか。
上位メンの個握よりは高い気がするけどw、1回しか引けないので無理ゲーです。
カーテンコールでは、わかつきも出てきて挨拶したらしいので、観たかったのですが。。。
DVDに収められていることを願いましょう。
P.S.
今度の個握は松子の話だけで終わりそうです。
早く話したいっすo(≧▽≦)o

