若月出演の舞台「生きてるものはいないのか」を鑑賞してきました。
青山円形劇場はその名の通り、舞台が円形状になっており、その周りを客席がぐるりと囲んでいます。
セミの鳴き声ではなく、客席にぐるりと囲まれているのです。
そのため、演者が舞台に上がるには、客席の横を通っていく必要があります。
出入りには、観客が入ってきたのと同じ扉を使うのです。
さらに舞台から客席が非常に近いこともあり、観ている方が物語の世界に引き込まれていくような不思議な感覚を味わえます。
今回、若月が演じるのは大学生マキの役。
あまりに自然体すぎる演技に、これはマキじゃなくて素の若月なのではなかろうかと思う場面も笑
演劇に明るくない自分は、他の演者の方をあまり知りませんでしたが、きっとすごい実力の方たちばかりなのかとお見受けします。
それでも知らない人が観たら、「アイドルってどの子だったの?」と確認したくなるくらい、若月の演技は周囲に負けない素晴らしいものでした。
主演を務めた昨年の「2LDK」ほど、全体に占める彼女の出番は多くなかったけれど、物語中ではとても重要な役回りです。
年々確実にパワーアップしていく若月。
これをバネにこれからもどんどん色々な表現をするアーティストとして上を目指しほしいです。
▼ここから先はネタバレを含みます。ご了承の上、お進みください。
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劇の内容はかなりシュールで難解でした。
次々と人が倒れて死んでいく世界。いつ自分の番がくるかわからない。
正直、相当怖いと思います。
それを滑稽な死に際に変えてしまうところが本作品の最大の魅力。
人が死ぬというのに客席から笑いが起きるのです。
これはすごいことかもしれません。
「死」は悲しかったり、負のイメージを伴うものですが、人々が悲劇の死を遂げていくのに笑わせることができるとは。
ギャグマンガ的ではなく、それぞれのヒューマンドラマが描かれ、感動したり、考えさせられるシーンもきちんとある。
結局最後まで疑問符は拭えないこともありましたが、それも含めて色んな発見ができた舞台でした。
ちなみに死んでいく人たちが舞台上に倒れたまま話はどんどん進んでいくので、後半はほとんど死体だらけです^^;
我らが若月は一番最初に死んでしまうので、1時間以上舞台の上で倒れています。
1回くらいうっかり寝たりしないものだろうか…。
機会があったら聞いてみたいと思います( ̄▽ ̄)
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