今日福島県白河市にいる両親と電話をしました。
白河市は震度6強の地震で、土砂崩れが起こり、亡くなられた方が出てしまいました。
亡くなられた中には私と同じ中学校を卒業した姉妹がおられたとか…。
この場をお借りして心よりご冥福をお祈り致します。
ただ、幸いにも白河は内陸に位置する中通りの一番南側にありますので、今回の震災の中でも被害は割と軽い方だと思います。
(福島県は中通り、浜通り、会津地方の3区分されています。)
こんな状況ですから、災害の軽い重いなどの言葉を使うことは大変軽率だとは思うのですが…。
気分を損なう表現がありましたら申し訳ありません。
地震当日に両親とのメールをしたきり、何の音沙汰もなく、今日になって姉から両親と電話で話が出来たと聞き、私も電話してみました。
白河はガス、電気は復旧済み、電話は今日、水は未だ復旧ならず、ガソリンは足りない状況だそうです。
東北は基本的に一人一台車を持っているのが普通ですので、ガソリンがないと日々の買い物に困る始末…。
ニュースでもガソリンが足りないと訴えていらっしゃる場面をよく見かけます。
ガソリンを始め、救援物資が被災地に早く届く事を願っています。
母の話によると、地震の後、庭の池の水が涸れたそうです。
(我が家にはいつ頃か勝手に水が湧き出てきた天然の?池があるのです。規模は大きい水たまりぐらいですが。)
今はまた満杯だそうですが…。
不思議ですね。
両親は、色々不便な思いをしているみたいですが、何とか元気みたいです。
元々忙しい人なので、仕事が増えて大変だと言っていました。
世間話をしつつ、有り難かったのは、私の心配をしてくれているということでした。
東京もひどく揺れたんでしょとか、停電があるんでしょとか…。
自分達の方がよっぽど不便な生活を強いられていると思うのですが、親というのはそういうものなのでしょうか?
きっと避難所生活を送られている親御さんも逆に、娘、息子さんのことを心配しているんだろうなと思い、温かいような、切ないような、嬉しいような、複雑な気持ちになるのでした。
白河には駅前に4月から多目的複合施設がオープンする予定です。
今年はそこでコンサートをして何か恩返しをさせて頂きたいです。
白河のみなさん、被災地のみなさん、頑張ってください!
Viola:田口 厚子 Atsuko Taguchi