息子と一緒に、市が運営している、
教育相談室へ初めて訪れる。


息子へは、本人から訴えのあった、

聴覚過敏について簡単な説明はしたものの、

それ以外の診断名に関しては、

特別に伝えていない。

その息子を同席させるものか、

予約をしてから私は迷った。


でも、そんな時ほど、本人の意思を確認し、
尊重していこうと思った。


事前に息子へは、教育相談室は、
学校で困っていることを相談する場所で、
行きたくなければ、私一人で行くことを告げると、

「行くに決まってんだろ!
自分のことなんだから~!」と元気な返答が。

息子のしっかりとした意思を受け取り、
迷っていた自分が恥ずかしくなった。




相談日を迎える数日前から、
息子へ‘どんなこと相談する?’と投げ掛け、
当日のお話にイメージを傾けてもらう。

担任の先生の気持ちを考えて、

話さない方がいいかな?と思うことも、

気にせずに話していい場所だから!と伝える。



そして当日。


私もびっくりするくらい、
いま学校で抱えている困難について、
落ち着いて、自分の言葉で伝える息子がいた。

話しのきっかけを、私が軽く振れば、

そう!そう! はい、はい と言った調子で話し出す。

先週の金曜日に、音楽会の学年練習で、

高いレの音が吹けたから、耳栓をつけて、

音楽会には出ようと思う…と相談員さんに公言。


粗方、息子が相談事項を話し終えると、

息子には少しの間、席を外してもらった。




相談員さんが、

お友達の気持ちも考えられて、

しっかりと目を見て話ができて、

客観的に全体を見る目もあると、

相談する息子の様子を誉めてくれた。


親バカ承知で、私も息子を立派だと思った。

金曜日になって、給食の時間に使うマスクを、

4枚まとめて持ち帰ったり、

給食袋に鉛筆を突っ込んで帰り、

筆箱の中は空っぽ…みたいな子なんだけど、

昨日の息子を立派だと思った。


今後として、特別支援主任によって、

教室内での息子の様子を見てくれる日が定まり、

その後に、私(と息子もかな?)も面談を受けることに。


今回の面談が全て終了し、玄関を後にする時には、

私が何も言わなくとも、「ありがとうございました。」と、

自らお礼の言葉を口にしていた息子を見て、
なんとなく、この子と一緒ならやっていける気がした。




本当は、本能的に生きたい人が、

学校の中では、それを抑え込んでいる。

興味があることには集中力を見せるけど、

興味がないとなったら、意識は逸れてしまう正直な人。


小3で、全体行事への参加に疑問を持つなんて、

私としては、「お主やるな~!」と思う所もあったりする。



そんな頼もしい息子と、

自尊心を失うことない道のりを、

周囲の協力を得ながら、模索していきたいと思う。