今日は水曜日。多くの映画館はレディースデー。
そぼ降る雨の中、観に行ってきました。
「箱入り息子の恋」。
近場ではやってなかったので、バスと電車に乗って。
源ちゃんがかけている眼鏡は、
源ちゃん自身が、役柄を想定して、自分自身で選んだそう。
実際でも近視の源ちゃんは、
自身のエッセイで、度の強い眼鏡をかけると、
実際より目が小さく見えることを気にしていましたが、
このお話では、レンズ越しの小さな目が生かされてました。
私自身も近視で、眼鏡を外したときに、
実姉から「目、大きかったんだね~。」と言われたことがあります。
実姉は私よりもさらにきつい近視だというのに(笑)
私たち姉妹の近視は、恐らく、父方の祖父のDNAによるもの。
祖母曰く、生前の祖父は、ど近眼だったそうなので。
だから、なんとなく、近視であることは、
祖父の存在を実感するアイテムだったりするのです。
話しがそれました。
この「箱入り息子の恋」を監督した市井昌秀監督は、
私よりも若い1976年生まれ。
この間観た「舟を編む」の石井監督も若い。
こうやって、どんどん若い監督が、
良い作品を世に送り出していってくれるかと思うと、
映画を観る楽しみが増していくと言うもんです。
本日の投稿タイトルにした、「井の中の蛙、大海を知る」
この映画で星野源演じる、天雫健太郎が、
ペットに蛙を飼っていて、この蛙と健太郎が、
物語の進行とともにオーバラップしていき、
正に、大海を知っていくことが醍醐味となっている映画です。
すっかり私、涙もろい年頃になってしまったのか、
今日も、ツラツラと涙してしまいました。
盲目の女性という難しい役柄を、
ばっちりと演じあげた夏帆ちゃんの仕上がりも、
文句なしという気がしました。
市井監督が表現していきたい思いの中に、
「教室の片隅でいつもひっそりしているような人に
スポットを当てたい。」と思っているそうで、
そんな思いにも、シンパシーを感じてしまいました。
私も、そういうお話が好き。
このお話は、息子の将来を危惧する親が、
代理お見合いに繰り出すという設定のためか、
スポンサーに婚活サービス会社が名を連ねてました。
婚活という言葉が定着して、どのくらいになるのでしょうか?
かく言う私。
パパさんとの出会いは、
某大手結婚情報サービス会社の会員となり、
送られてきたデータ紹介が始まりなのです。
まだ婚活という言葉が定着する前でしたが、
パパさんのデータが手元に届いてから、
連絡をとってみるものか、少し迷い、
しばらくデータを寝かせておきました。
何に迷っていたかというと、血液型がB型だったから。
私はA型。B型って、どうかな~~と引っかかっていたから。
でも、占いオタのプライオリティとして、血液型は低めの設定。
迷った挙句、連絡してみることにしたわけです。
それは、なんとなく、
まだ見ぬお相手に向けたメッセージが気になったから。
「かならず幸せにします。」「明るい性格です。」と言った、
当たり障りのないメッセージが多い中、
パパさんのメッセージは、
「私のこれからの人生にはいろいろなことが起こるでしょう。
楽しい時もあれば、辛い時もあるでしょう。
そんな時に隣にあなたが居てくれたら私は幸せかもしれません。」
とあったのです。
あえて辛い時もあることを想定していること。
幸せかもしれない…という、はっきりしない表現に、
この人は嘘つけない人だな~と、何か引っかかりを感じたのです。
私、この時の紹介状(データのこと)、実はこっそり持ってます。
まだこの紹介状が残っていること、パパさんは知らない。
(このブログも滅多なことがないと見ないパパさん。)
そんな訳で、ファーストコンタクトは私からかけた電話。
最初にかけた電話は留守番電話になってしまい、
メッセージを残し、すぐに折り返しの電話がなかったので、
縁がなかったかな~と諦めた時に、
折り返しの電話がかかってきました。
それは、ちょうど姪っ子と図書館に行ってる時でした。
始まりはそんな感じ。
その後、3か月後には、一緒に暮らし始めました。
最近、息子がパパさんとの出会いを知りたがるようになりました。
私と二人になったとき、パパさんと二人になったとき、
それぞれに「どういう風に知り合ったの?」と尋ねてきます。
いつ本当のことを話そうかな~なんて思う私。
だって、まだ結婚情報サービス会社の理解が難しそうだから。
私にとって恋愛は苦手分野。
それでも、結婚したいと思ったのは、
子育てをしてみたいと思ったから。
その思いを素直に自分自身で受け入れて、動き出した現実。
「箱入り息子の恋」で主演=星野、
エンディングテーマ=細野晴臣が担当。
この二人、テレビブロスで対談形式で連載を持っている関係で、
6月8日号のテレビブロスでは、
「文化系のための婚活入門」という特集が組まれ、
そのレポートの中に、ブロス読者の未婚女性というくくりとして、
‘恋愛至上主義ではないし、
その層が恋愛に費やしている時間にこそ、
音楽や演劇や漫画や映画などの文化に触れている’と推察しており、
それは、結婚前の私自身であり、あまりの適格な描写に、
思わず、この件をパパさんに読み上げてしまったほど!
パパさんも「ほんと!その通り!!」と絶賛??
そんな私でも結婚しての今があって思うのは、
恋愛というより、結婚が向いていたのかな?と。
恋愛がダメでも、結婚は向いている人がいます。
この映画の主人公、天雫健太郎も、そんな一人かと。
「箱入り息子の恋」。
雨が効果的に使われていて、この季節にお勧めです。
