今日は水曜日。多くの映画館はレディースデー。

そぼ降る雨の中、観に行ってきました。
「箱入り息子の恋」。


グレーテルの転んで、笑って、おかしな毎日-130612_1410~01.jpg


近場ではやってなかったので、バスと電車に乗って。


源ちゃんがかけている眼鏡は、

源ちゃん自身が、役柄を想定して、自分自身で選んだそう。

実際でも近視の源ちゃんは、

自身のエッセイで、度の強い眼鏡をかけると、

実際より目が小さく見えることを気にしていましたが、

このお話では、レンズ越しの小さな目が生かされてました。

私自身も近視で、眼鏡を外したときに、

実姉から「目、大きかったんだね~。」と言われたことがあります。

実姉は私よりもさらにきつい近視だというのに(笑)


私たち姉妹の近視は、恐らく、父方の祖父のDNAによるもの。

祖母曰く、生前の祖父は、ど近眼だったそうなので。

だから、なんとなく、近視であることは、

祖父の存在を実感するアイテムだったりするのです。


話しがそれました。



この「箱入り息子の恋」を監督した市井昌秀監督は、
私よりも若い1976年生まれ。

この間観た「舟を編む」の石井監督も若い。


こうやって、どんどん若い監督が、
良い作品を世に送り出していってくれるかと思うと、
映画を観る楽しみが増していくと言うもんです。


本日の投稿タイトルにした、「井の中の蛙、大海を知る」


この映画で星野源演じる、天雫健太郎が、

ペットに蛙を飼っていて、この蛙と健太郎が、

物語の進行とともにオーバラップしていき、
正に、大海を知っていくことが醍醐味となっている映画です。


すっかり私、涙もろい年頃になってしまったのか、
今日も、ツラツラと涙してしまいました。


盲目の女性という難しい役柄を、
ばっちりと演じあげた夏帆ちゃんの仕上がりも、
文句なしという気がしました。


市井監督が表現していきたい思いの中に、

「教室の片隅でいつもひっそりしているような人に

スポットを当てたい。」と思っているそうで、

そんな思いにも、シンパシーを感じてしまいました。


私も、そういうお話が好き。


このお話は、息子の将来を危惧する親が、

代理お見合いに繰り出すという設定のためか、

スポンサーに婚活サービス会社が名を連ねてました。


婚活という言葉が定着して、どのくらいになるのでしょうか?




かく言う私。

パパさんとの出会いは、

某大手結婚情報サービス会社の会員となり、

送られてきたデータ紹介が始まりなのです。



まだ婚活という言葉が定着する前でしたが、

パパさんのデータが手元に届いてから、

連絡をとってみるものか、少し迷い、

しばらくデータを寝かせておきました。


何に迷っていたかというと、血液型がB型だったから。

私はA型。B型って、どうかな~~と引っかかっていたから。


でも、占いオタのプライオリティとして、血液型は低めの設定。


迷った挙句、連絡してみることにしたわけです。

それは、なんとなく、

まだ見ぬお相手に向けたメッセージが気になったから。


「かならず幸せにします。」「明るい性格です。」と言った、

当たり障りのないメッセージが多い中、

パパさんのメッセージは、

「私のこれからの人生にはいろいろなことが起こるでしょう。

楽しい時もあれば、辛い時もあるでしょう。

そんな時に隣にあなたが居てくれたら私は幸せかもしれません。」

とあったのです。


あえて辛い時もあることを想定していること。

幸せかもしれない…という、はっきりしない表現に、

この人は嘘つけない人だな~と、何か引っかかりを感じたのです。


私、この時の紹介状(データのこと)、実はこっそり持ってます。

まだこの紹介状が残っていること、パパさんは知らない。

(このブログも滅多なことがないと見ないパパさん。)



そんな訳で、ファーストコンタクトは私からかけた電話。

最初にかけた電話は留守番電話になってしまい、

メッセージを残し、すぐに折り返しの電話がなかったので、

縁がなかったかな~と諦めた時に、

折り返しの電話がかかってきました。

それは、ちょうど姪っ子と図書館に行ってる時でした。

始まりはそんな感じ。


その後、3か月後には、一緒に暮らし始めました。



最近、息子がパパさんとの出会いを知りたがるようになりました。

私と二人になったとき、パパさんと二人になったとき、

それぞれに「どういう風に知り合ったの?」と尋ねてきます。


いつ本当のことを話そうかな~なんて思う私。

だって、まだ結婚情報サービス会社の理解が難しそうだから。



私にとって恋愛は苦手分野。

それでも、結婚したいと思ったのは、

子育てをしてみたいと思ったから。

その思いを素直に自分自身で受け入れて、動き出した現実。



「箱入り息子の恋」で主演=星野、

エンディングテーマ=細野晴臣が担当。

この二人、テレビブロスで対談形式で連載を持っている関係で、

6月8日号のテレビブロスでは、

「文化系のための婚活入門」という特集が組まれ、

そのレポートの中に、ブロス読者の未婚女性というくくりとして、

‘恋愛至上主義ではないし、

その層が恋愛に費やしている時間にこそ、

音楽や演劇や漫画や映画などの文化に触れている’と推察しており、

それは、結婚前の私自身であり、あまりの適格な描写に、

思わず、この件をパパさんに読み上げてしまったほど!

パパさんも「ほんと!その通り!!」と絶賛??



そんな私でも結婚しての今があって思うのは、

恋愛というより、結婚が向いていたのかな?と。



恋愛がダメでも、結婚は向いている人がいます。

この映画の主人公、天雫健太郎も、そんな一人かと。



「箱入り息子の恋」。


雨が効果的に使われていて、この季節にお勧めです。